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河西健吾&塩田一期、『ブレマイ』樋宮明星の“独特な方言”はどう作り上げた?芝居をする者同士へのリスペクトも語り合う

2026年5月にリリース2周年を迎えるcolyのアプリゲーム『ブレイクマイケース』。前回に引き続き、アプリ版で樋宮明星(ひのみや・あけほし)役を演じる河西健吾さんと、Groovy Stage「ブレイクマイケース」(舞台「ブレマイ」)で同役を演じる塩田一期さんのクロストークをお届けします!

前編では「自分たちは人見知りでキャラクターと真逆」という意外な共通点を見つけることができたお二人。後編では、様々な方言が混ざった独特なセリフ回しへのアプローチなど深い役作りの裏側へ迫ります。

樋宮ならではのイントネーションを体得するため、河西さんのお芝居を聞き込んだという塩田さん。声優と俳優という異なるフィールドで活躍するお互いへの、熱いリスペクトが感じられる一幕も必見です!


(撮影:上野留加、河西さんヘアメイク:山本みずき、塩田さんヘアメイク:川﨑マロミ、スタイリング:喜多優介、取材・執筆:柴田捺美)

▼前編はこちら

独特な方言は「河西さんのボイスを聞き込みました!」

――前回は、樋宮明星というキャラクターの魅力についてお伺いしました。お二人が樋宮を演じる上で、難しかった点や工夫した点は?

塩田一期(以下、塩田):
明星くんは二面性があるキャラクターなので、最初はそこの表現に苦戦しました。ほんわかした雰囲気は僕自身と少し似ているなと思ったのですが、時々“黒い部分”を見せるところは、自分にないものだったので新鮮でしたね。

河西健吾(以下、河西):
最初にキャラクターの設定資料を読んだとき、「過去に色々あったんだな」と知ったのですが、当時具体的には伝えられていなかったので、まずは自分の中で想像を膨らませながら演じました。

恋人や友人など人付き合いの面での代行を受ける「交際部」に属しているので、過去の経験も生かしつつ、何かを“演じている”要素を含めながらも、時々は素を見せられたらいいなと。そこが、良いギャップとしてキャラクターの魅力になればと考えていました。

暗い部分で色を出すというよりは、自然にお芝居をさせていただくことが多かったので、演じていてすごく楽しいキャラクターでしたね。

塩田:
僕も、彼の人間性を表現することに難しさを感じつつも、演じていてすごく楽しい役だと思いました。

また、明星くんは周りの雰囲気を感じ取って仲裁に入ることもできる人なので、舞台では特に共演者の方をよく見るようにしましたね。例えば交際部なら(綾戸)恋くんと(宇京)真央がいて、それを見ている(弥代)衣都さんと(環野)揺くん、さらにそれを見ている明星くん……という構図を、意図的に作ったり。明星くんがどういう視点で相手を見ているのかを、大切にしました。

――視線の工夫は、舞台だからこそできる表現ですね。ちなみに、樋宮は様々な地方の訛りが混ざった(関西弁のような)方言を話しますが、イントネーションで大変だった点はありますか?

塩田:
僕は生まれは京都なのですが、ずっと東京で育ってきたので、関西弁はほとんど初挑戦でした。河西さんは、確か大阪出身でいらっしゃいますよね。だからこそ、河西さんが演じる明星くんのボイスをひたすら聞き込んで、どこにアクセントを置いたらいいのかを台本に書いて、特有の抑揚を覚えたんです。河西さんのイントネーションが、明星くんのセリフにおいては正解だと思っているので!

その抑揚をつけるコツさえ身につければ、自分自身が明星くんとして素で演じられるなと考えていたので、ひたすら聞き込ませていただきました。

河西:
ありがとうございます。明星くん本人も「(自分の言葉は)いろんな地方の訛りが混ざってる」と言っているので、セリフ上ではあまり関西弁っぽくない文言でも、「彼だったらこう言うんだろうな」と。関西弁をベースにしつつ、色々なところの言葉が混ざっている余地も残しながら演じさせていただいています。「いろんな訛りが入っているのが明星くんなんだな」と、僕の中ではしっくりきましたね。

ただ、シナリオを書いてくださっている方の意図が第一だと思うので、僕はそれを汲み取りつつ、現場で表現するように意識しました。

声優も俳優も、根底にあるものは変わらない

――ここからは、塩田さんから河西さんへの自由質問コーナーとさせていただきます。役作りやお芝居について、何か聞きたいことはありますか?

塩田:
はい! 僕、河西さんが出演されているアニメ作品をたくさん観ていて。

河西:
ありがとうございます。

塩田:
そこで少し個人的な話になるのですが、僕、一番最初に出演した舞台でいただいた役が眼鏡をかけていて、そこから眼鏡キャラの役をいただくことが多くなったんですね。

河西さんはアニメで関西弁のキャラクターを演じられることが多い印象があるのですが、そういったイメージが定着することについてどう感じていらっしゃいますか?

河西:
根底には「幅広い役をやりたい」という役者としての欲求はありますが、特定のイメージが定着することも、同じくらいありがたいことだと思っています。「河西さんが演じる関西弁のキャラクターが好きです」という声はもちろん、それ以外の役でも「いつも作品観ています」と声をかけていただけるのは同じくらい嬉しいことです。まさに役者冥利に尽きますね。

塩田:
なるほど……。ちなみに、今は標準語でお話しされていますが、私生活ではあえて関西弁を出さないようにしているのですか?

河西:
今でも地元に帰ると出ますけど、(東京に来て)けっこう早い段階から、自ずと関西弁は出なくなりましたね。声優の専門学校に入学したことをきっかけに上京したのですが、当時は関西弁のキャラクターを演じることが無かったので、芝居をしているうちに標準語に慣れていきました。学校の課題でセリフを読んでいても、いつの間にか関西弁じゃなくなっていましたね。

塩田:
僕は声のお仕事をしたことがないのですが、一人でマイクの前に立って、相手を想像しながらお芝居をするのってすごく大変なんだろうなと思っています。

アニメやゲーム作品の収録は一人で行うことも多いと思うのですが、作品が世に出て初めて全員の掛け合いを聞いたとき、「もっとこう演じればよかった」と思うことはありますか?

河西:
それは多々ありますね。アニメだと絵コンテや台本のト書き(人物の動作や心情、場面の状況などを記述した指示文)から想像して演じてみて、監督とすり合わせをした段階で僕らの仕事は一旦終わります。でも、実際に完成した映像を観ると、そこに音楽や演出が乗っかってくるので、自分が想像していたよりも激しいシーンになっていたり、逆に落ち着いた雰囲気になっていたりすることがあるんです。なので、「この仕上がりになるなら、こんな風に演じてもよかったな」と思うことは、けっこうありますね。

とはいえ、世に出たものがひとつの完成形なので、そこはもう割り切るしかないなと思っています。

塩田:
それを聞くとなおさら、声優さんってすごいお仕事だなと思います。僕ら舞台俳優は、体の動きも含めて表現するスタイルに馴染んでいますが、声優さんはまさに自分自身の声色と、スタジオという限られた空間で生み出す感情の起伏だけで勝負されているんですよね。舞台とはまた違ったベクトルで、すごく難しいお仕事だと感じています。

だからこそ、いつか僕も声のお仕事に挑戦して、演技の幅を広げてみたいなという思いはありますね。

河西:
僕の中では、声優も俳優も根底にあるものは「お芝居」なので、どちらも心構えとしては変わらないと思っています。例えば、映像や舞台でのお芝居を長くされている方が声優として参加されたとき、言葉の発し方が少し違うなと感じる方もいると思うのですが、むしろそれが作品にピタッとハマることもあって。だからこそ、お互いの良いところを両立できたらいいなと思っているんです。

映像や舞台でお芝居している人たちがこちら(声優)側にどんどん来てくださったほうが、僕もいろんな方とご一緒できる機会が増えるので、ありがたいなと思いますね。

実は僕自身、舞台俳優の方と一緒にお芝居をしてみたい気持ちがすごくあるんです。ただ、いざ自分が台本を持たず、手ぶらの状態で板(舞台)の上に立つことを想像すると……やっぱりちょっと怖いなと感じてしまって。それができる舞台俳優の皆さんは、本当にすごいなと尊敬します。

「リアルAporia」が出現!?2周年に寄せる期待

――『ブレマイ』は2周年を迎えました。今後、実現したら面白いと思うアイデアや作品への期待をお聞かせください。

塩田:
『ブレイクマイケース』のキャラクターはみんな「Aporia(アポリア)」というカフェバー兼代行屋で働いているので、コラボカフェの域を超えた「リアルAporia」みたいな感じのお店を出せたら面白そうだなと思いました! 僕らが実際にお店で接客できたら、オーナー代理の皆さんも喜んでくれるんじゃないかなと。

――カフェバー兼代行屋だからこそ、色々な幅広いことができますね。河西さんはいかがですか?

河西:
何でしょうね。以前のイベントで朗読もしたし、パーソナルソングも歌ったし……難しいな。

でも、今塩田さんがおっしゃったみたいな、コラボカフェの延長線上にあるようなイベントができたらいいなと思います。時間帯によって、僕らや舞台のキャストの皆さんが交代でお給仕ができたら面白いかもしれませんね。あとは、いつかアニメ化もしていただけたら、個人的に嬉しいなと思います。

★隠岐谷 誓クロストーク(中澤まさとも&神里優希)の前編は、5/14(木)に公開予定!

作品概要

■アプリ「ブレイクマイケース」
プラットフォーム:App Store / Google Play
価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)
ジャンル:グルーヴマッチパズル×リアリスティックADV
©coly

公式サイト:https://breakmycase.com
公式Xアカウント:https://twitter.com/breakmycase
公式YouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@breakmycase
公式TikTokアカウント:https://tiktok.com/@breakmycase_official
アプリDL(App Store):https://apps.apple.com/jp/app/id6472174407
アプリDL(Google Play):https://play.google.com/store/apps/details?id=com.colyinc.breakMyCase&hl=ja-JP

■Groovy Stage「ブレイクマイケース」
Blu-ray 2026年10月28日(水)発売決定!
アニメイト通販・アニメイト店舗にて予約受付中
公式サイト:https://breakmycase-stage.com/
公式X:https://x.com/breakmycase_st
公式YouTube:https://www.youtube.com/@breakmycase_st

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