
【⑥特務部】『ブレイクマイケース』未履修のオタクが沼に足を踏み入れてみたら、ビジュ120点のキャラたちが最高だった…
2024年にnumanが行ったランキング「読者が選ぶ、2024年登場で特にやり込んだゲームTOP10」で堂々の1位を獲得。さらには2025年5月にリリース1周年を迎え、まさに今熱い話題のアプリゲームが『ブレイクマイケース(以下、ブレマイ)』です。
見た目、設定、セリフの温度感――あまりにも“わかっている”キャラが多すぎる! ということで、『ブレマイ』プロローグまでをプレイし終えた“ほぼ未履修”な筆者が感じた各キャラクターの“沼ポイント”を、全6本に分けて全力でお届け。
今回は、「特務部」メンバーの4人についてご紹介します!
>>前回の「⑤交渉部編」はこちら
>>『ブレマイ』特集記事の一覧はこちら
「特務部」メンバーの沼ポイントを紹介
筆者の沼レーダーが全力で「あかん!」と叫んだのが「特務部」の皆さん。ビジュアルが強い。特務部は身辺警護代行だそうで、「強行部」が請け負えない代行などもするそう。え、もしかしてものすごく物騒担当なの……?

「交渉部」編に引き続き、公式サイトでプロフィールを拝見する前にプロローグを履修してしまった筆者。そこで感じた第一印象と、改めてプロフィールを確認したあとの感想をお伝えします!
恩田灯世(おんだ・ともせ)CV:小林裕介
元マフィアなのに「同居人には心を許している」…だと?
プロローグでの初登場からずっと気になっていた方が、部長の恩田灯世さんでした。

「無自覚最強クール系のアニメ主人公」と言われても納得の容姿に、悪気なくストレートパンチを打ち込む語り口。そして極め付けが、CV:小林裕介さん。この3点セットが刺さる紳士淑女は、この世に星の数ほどいるのではないでしょうか。
正直、プロローグで最初のセリフを聞くまでは「赤系の髪の毛だから、戦隊レッドのようなテンションの方なのかな?」と思っていたのですが、浅はかでした。
「顔がタイプで直視できない〜」などと言っていないで、ちゃんと彼の瞳を見るべきでしたね。冷え切っているとも、単なる人嫌いとも違う、なんだか寂しそうな瞳……。筆者が言葉を尽くさずとも、彼の瞳こそが沼の入口だと思うので、ぜひ彼と10秒ほど目を合わせてみてください。見つめれば見つめるほど、具体的に何ができるのか分からないのですが、「何かしてあげなくちゃ!」という感覚に駆られるはずです。
プロローグでは海外になんらかの縁があって、そこには良い思い出がないような口ぶりでした。どんな出自(しゅつじ)なのだろうかと気になってプロフィールを見てみると、「完璧主義者の元マフィア」と。マ、マ、マフィア!? 想像以上に血の匂いのする出自が飛び出てきました。これは完全に予想外です。
立ち絵では両手とも手袋をしていて、たしかに必殺仕事人感が漂っています。……ということは、強行部は相当ヤバい“裏の世界”関連のお仕事をしているのでしょうか。恩田さんの謎も深まるし、Aporia(『ブレマイ』の舞台であるカフェバー兼代行屋)の代行業務への謎も深まる一方です。
一匹狼な雰囲気が漂っている恩田さんですが、同じ部署の新名 有(にいな・ゆう)さんと一緒に住んでいるそうで、意外にも仲は良さそう。プロローグでは日々の出来事をお互いに報告しあっていたり、献立について話していたり、単なるビジネス同居よりは距離が近いんですよね。

プロフィールにも「新名にだけは気を許している」とあり……。え~! どんな関係性!? 用心深い元マフィアなのに!? そんなに心を許しちゃうの!?
2人の関係について、真実を知ってしまうとあと戻りできない確率100%。特務部、トップバッターからすでにお腹いっぱいでこの先に進むのが怖いです。
新名 有(にいな・ゆう)CV:坂田将吾
恩田さんへの“激重感情”を抱いたきっかけが、気になりすぎる!
この流れで、次に紹介するのが新名 有さん。

筆者は今、恩田さんとの関係性に怯えているので、詳しく見ていくのが正直怖い。怖いのですが、南国リゾートの海のように美しい新名さんの瞳が待っているので、ザブンと潜っていきましょう。
上述のように、新名さんは恩田さんと同居されています。恩田さんが仕事から帰宅するなり、開口一番に夕飯の心配をされているのを見て、クールな見た目とは裏腹に面倒見のいいオカン気質なのかもと思いました。
ただ、そのあとの会話を見ていくと、オカンというよりも、めちゃくちゃ気遣いがすごい人という印象。プロローグでは、とある理由で暗い表情を浮かべている恩田さんに向かって「明日の朝、何が食べたい?」と聞くシーンがあるんです。これって、恩田さんの気持ちを汲みとった上での発言ですよね?
ほとんど表情の変わらない恩田さんから多くの感情をキャッチしているあたり、一緒に生まれ育ったワケあり幼馴染だったりするのでしょうか。とにかくプロローグからは、“ニコイチ感”がすごいということが分かりました。これは関係性オタクの大好物、間違いない。
さて、またもや衝撃的なプロフィールご紹介タイムです。しかも今回はとてつもなく重いので、心の準備をしてくださいね?
「世界は『恩田灯世』と 『それ以外の人間』で構成されていて、いつか恩田の為に死のうと思っている」。
プロフィール文に書いていい重さじゃないですよね!? 新名さんにとって恩田さんは、絶対的な忠誠を誓う相手だそう。プロローグで見た恩田さんへの気遣いや優しさは、恩田至上主義からきていたのですね。それを知ってから2人の会話を読み直すと、だいぶ印象が変わりそうです。

そして気になるのが、なぜそんな激重感情を恩田さんに抱くようになったのかということ。ろくでもない生活を送っていたところを、恩田さんが救ってくれたとのことなのですが、coly(『ブレマイ』の開発会社)さん、このエピソードは第何話で読めるのでしょうか? それを読んで、はやく情緒をぐちゃぐちゃに乱されたいッ……!
こちらがニコイチということは、部署の残る2人もニコイチなのかな~? と思いつつプロローグを進めると、信じられないくらい険悪な雰囲気で登場したのが神家(かみや)さんと麻波 麗(まなみ・うらら)さんです。
神家(かみや)CV:仲村宗悟
ニコニコ笑顔の善人、まさかの記憶喪失キャラだった…
まずは神家さん。下の名前は分かりません……なぜ?

プロローグでは、オーナー代理と入れ違いで半月ほど出張に行くと話していました。つまりこのあとのストーリーでは、しばらく彼とは会えないということなのでしょうか。名前も業務内容も、なんだか全体的に情報がふわっとしていて掴みどころがありません。
第一印象は、麻波さんに思いっきり悪態をつかれてもずっとニコニコしていて、いい子だな~という印象です。麻波さんの行動パターンもちゃんと把握していて、洞察力があることもうかがえます。元マフィアが部長を務める特務部の所属なので、彼も実は裏社会では名の知れた人物で、「神家」がコードネーム……なんて、ダークな設定があるのかもしれませんね。
と、妄想を巡らせてしまうくらい、プロローグでは人となりが掴めなかった神家さん。改めてプロフィールを拝見すると、「記憶喪失のバレリーノ」だそうです。ちょっと待ってください、情報が渋滞しています。前半を取っても後半を取っても、気になる要素しか入ってないキャッチコピーですね。
彼はAporiaに来るまでの記憶が一切無いとのことですが、プロローグではまったくそんな素振りはなかったので、驚がくしています。悲壮感皆無な、人懐っこいワンちゃんのような笑顔に、呑気に「かわいい~」とニコニコしてしまっていたので、急に申し訳なくなってきました。
大変な身の上なのに、あんなに楽しそうに笑えて偉いね……。どうか幸せになってね……。と、嫌いなもの「消毒液の匂い」という不穏なワードから、思いっきり目を逸らしながら文字を打ち込んでいます。

記憶喪失キャラって、それだけで“沼”度が高いと思うんです。それに加えて、なぜ危険度が高いであろう特務部に配属になったのか、Aporiaに来る以前はどんな人生を送っていたのか、そもそも本当に記憶喪失なのか……。
思わず「リーチ!」と叫びたくなるくらい、不穏な設定が多い。「どんな展開に転んでも受け止めるから!」と、広い心で推したい人物です。
麻波 麗(まなみ・うらら)CV:吉野裕行
攻撃的で幼い性格の最年少は、実はガラスのハートの持ち主?
そしてラストはお顔がめちゃくちゃキュート&見るからにツン要素多めの麻波 麗さん。

紫がかったグラデの髪にナナメぱっつん前髪、好きしかない。『ブレマイ』最年少キャラクターということで、少年キャラ好きの血が騒ぎます。プロローグでの第一声を聞いた瞬間、リアルで変な声が出てしまいました。
なんと麻波さん、CV担当は吉野裕行さんです。吉野さんの悪態つく舌打ち多め少年ボイスがたまりません! これを無料で聴けるなんて、令和の時代まで生きていて良かった……!
彼もプロローグの段階では本当に情報が少なく、やたら絡んでくる神家さんのことが得意ではなく、ツンケンしていることしか分かりませんでした。
なので、さっそくプロフィールからひも解いてみると、「全方位威嚇の"悪魔の子"」、「攻撃的で狂暴」とのこと。すごい……こんなに第一印象どおりのキャラクターって、いるんですね!? ある意味、彼が誰よりも素直でまっすぐな気すらしてきました。
神家さんに対するキレ方からは、精神的な幼さも感じます。こんなことを言ったら、「子ども扱い」を嫌う彼に思いっきり悪態をつかれそうですが……。でも子ども扱いを嫌う子ほど、精神的な幼さを内包しているのも世の常。彼の中にはガラスのハートを持った幼い麗くんがいるのかもしれないと思うと、こちらを睨みつけてくる眼差しすら愛おしく感じます。
20歳の彼が、なぜAporiaに行きついたのか。そのあたりも気になります。出自になにか秘密がある可能性も……? 「無条件に優しくされるとバグる」とのことなので、やっぱり訳アリなのかな~。
好きなものが「自分だけのもの」だったり、周りは自分のことを嫌っているという前提があったりするので、「誰も自分を見てくれない」という寂しさを抱えているのかもしれません。そんな自分を隠す、もしくは守るための攻撃性……みたいな展開まで考えて、つらすぎるので考えるのをやめました。かわいい子には、幸せになってほしい(力説)!

妄想はさておき、事実として麻波さんは20歳。「『ブレマイ』らしい大人っぽいキャラは、あまり刺さらないんだよな~」という方でも、きっと麻波さんからは沼の気配を感じたのではないでしょうか!?
さて、分からないことだらけの特務部。なんとなく2人ずつペア感が強いことが分かりました。今のところ、4人の会話が噛み合う様子がイメージできないのですが、これから知っていく楽しみが多い部署ということでしょう。伸びしろしかないですね!
21人分の沼が待ち受ける『ブレマイ』…人間模様が気になりすぎる!
全6回、合計2万字にわたる『ブレマイ』キャラ紹介。ついに21人分が終わりました! いや~、どのキャラも個性が強かったですし、内側に秘めているものが気になりすぎる、というのが率直な感想です。
ここから本編をプレイしていく中で、どう糸が絡まり、なにが断ち切られていくのか……。まだまだ沼の底は見えませんが、彼らの人間模様そのものが、最大の“沼”なのかもしれませんね。引き続き、全力でオーナー代理業務を遂行したいと思います!
(執筆:双海しお)
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