
【ヨントン&オンライントーク会で使えるネタ5選】オタクライターが本当に“推しと盛り上がった”のは?あるあるな失敗談から得た教訓も
突然ですが、皆さんの推している界隈に“接触イベント”はありますか?
接触イベントといえども、その種類はさまざま。2ショットやグループショットを撮れるものもあれば、握手ができたり、アザージャケットを推しから直接渡してもらえたり……筆者が昔参加したものには、なぜか演者から“I Love you”(念のための断りですが、英語です。推しは日本のグループです)と言われて、こちらもなにか一言返さなきゃいけないものもありました。
その中でも個人的に難易度が高いと思うのが、「オントー」や「ヨントン」と呼ばれるオンライントーク会。いわゆる、決められた秒数(1枠につき30秒前後)の中で、推しとビデオ通話の専用アプリなどを繋ぎオンライン上で交流ができるものです。
数多ある接触イベントの中でも、なぜオンライントーク会の難易度が高いのか。その理由の一つが、オンライン独特の間(ま)。オンラインでの会議や授業を経験したことがある方は分かるかもしれませんが、なんというか、時差まではいかないまでも、独特の間があるんですよね。
かくいう筆者も、初心者の頃はその独特の間に苦戦してうまく話題を振ることができず、用意していた内容を話せないまま終了時間が来てしまったり……と、失敗から苦手意識を持っていました。
それでも、回数を重ねるたびに最近やっと自分的に満足できるようになってきた筆者。この記事では、オンライントーク会が苦手なオタクがそれまでの軌跡を記すとともに、実際にやってみてよかったトークネタを5つ紹介していきたいと思います。
初オンライントーク会で大失敗!「推しの話をさえぎることができず、本題に切り出せなかった…」
オンライントーク会のメリットは、自宅にいながら参加できること。だからこそ小道具を用意したり、カンペを見せたり、愛犬や愛猫と参加したりする方もいる模様。各界隈によって持ち込みのルールは違いますが、オフラインのイベントでは味わえない楽しさがある印象です。
その一方で、やはりビデオ通話というのは難しいもの。相手と声が重なってしまったり、話題を振るタイミングがいまいち分からなかったり……。ちょっとのボタンのかけ違いが、「思ってたのと違う!」という展開になってしまうこともあります。それによって、推しに言ってほしかった言葉を引き出すことに失敗してしまうことも。
ここで、もともと「オンラインでの会話が苦手!」と思っていた筆者の、あまりにも哀れすぎるオンライントーク会デビューの失敗談を紹介します。
ライターという職業柄、オンライン会議や取材をする機会が多い筆者。この日は推しからとある“メロい”言葉をリクエストしたかったにも関わらず、いつものクセで“アイスブレイク”から入ってしまいました。アイスブレイクとは、会議において緊張をほぐす、話しやすくするやりとりのこと。今考えたら、緊張しているのは自分自身で、推しの緊張をほぐす必要なんてありません。それなのに、「まずは〇〇くんに好きなことを話してもらって、距離を縮めなきゃ!」と思ってしまったのです。
そして始まったオンライントーク会。今日も顔のいい推しを前に、筆者は「〇〇くん、最近は〇〇(推しの趣味であり、筆者の趣味でもあること)している?」とアイスブレイク。推し、好きなことの話ということで嬉しそうにお話してくれる。
「あ、ちょっと待って……」この時点で残り10秒。ただ、こんなにも嬉しそうな推しをさえぎることはできないし、オンラインだから声を掛けるタイミングが分からない。
そしてわずかな合間を縫って、どうしても聞きたかったメロい言葉を引き出すべく、本題をカンペとともに伝える。
「私、明後日、誕生日なの!」

すると、推し、満面の笑みで「誕生日おめで……」ここでタイムアップ。筆者にとってのオンライントーク会デビュー戦は、あまりにも苦すぎる思い出で幕を閉じたのです。
この経験から、「アイスブレイクはせず、いきなり本題に入る」「時間配分をあらかじめ考えてから話題を振る」ということを学びました。それに加えて、ネット上でトークネタを調べたり、いろいろなグループの特典会のレポをSNS上で探して読んでみたり……推しの笑顔を引き出すため、そして自分が見たい推しの姿を見るためにどんなネタが良いか考え、試行錯誤Did.
その結果、コロナ禍以降10回ほどのオンライン特典会を経験し、毎回100点とまではいきませんが、今では概ね満足できることが増えたような気がします。
ここからは、筆者が今までオンライントーク会で試してきたトークネタの中から「やってよかった」と感じたものを、難易度別に5つ紹介します。
推しの笑顔&“激メロ”ワードを引き出せる!トークネタ5選
■初級編(難易度★☆☆)
①普段の感謝や愛を伝える or 曲やパフォーマンスの感想を伝える
無難ではありますが、難易度が低めかつ推しの笑顔を引き出しやすいのでおすすめです。
筆者は推しにやってほしい内容をリクエストすることが多いのですが、たまには「自分から推しに何か伝えたい」と思い、推しの好きなところをひたすらに伝え、感謝を述べたことがありました。すると、推し、満面の笑みで「こちらこそありがとうね!」と笑顔。そして、続けて「ちゃんと伝わってるからね」と言ってくれたのです。
伝わっている……自分の拙い言葉が、推しに伝わっている……。ちょっと重めな愛で恐縮ですが、推しの中に1ミクロンでも“私”という存在がある気がして、胸がいっぱいになりました。
ただ、反省点としては、このネタしか用意していないと、どうしても自分の話すターンが長くなってしまって、推しは相づちを打つだけという構図になってしまいがち。そして、推しの意外な表情や予想外の反応をもらうのは難しいです。なので、後に紹介する「③推しへ質問&リクエスト祭り」に組み込むことをおすすめします。
②手作りグッズやファンアート……推しに見せたいアイテムを見せる
握手会やオフライントーク会は大抵の場合、持ち込みNGな場合が多いです。そのため、グッズ作りやファンアートを描くのが得意な方は、オンライントーク会で自分の作品を見せるといいかもしれません。もちろん手作りのものだけでなく、今まで推しとの会話の中で触れたもの(私物)や、愛犬・愛猫などでも! 自分が見せたいものを見せて、推しから感想をもらうということは、オンライントーク会ならではの楽しみ方だなと感じます。

筆者も、過去にキャンペーンで当たったサイン入りブロマイドを推し本人に見せたことがあるのですが、「わー!当たったんだ!おめでとう!」と言ってもらえました。
ただ、ちょっとでも(自分の顔の映りを)盛りたいと思い指につけていたリングライトの光が、ブロマイドに当たって反射してしまい、肝心のサインを写すのがなかなか大変でした。写真など反射しやすいものを見せる場合には、あらかじめ画面での映り方を確認し、練習しておいた方が良さそうis.
■中級編(難易度★★☆)
③とにかく“量”で勝負! 推しへ質問&リクエスト祭り
その名の通り、質問&リクエスト祭りにする作戦。別名、「就活方式」です! 就職活動って、アピールしたいことを結論から話すように言われるじゃないですか? それと同じように、「今日は聞きたいこと/言いたいことが〇つあります!」と最初に宣言するんです。
この方式、その質問の数に合わせて、推しもなんとなく長尺で話さないようにしてくれる気がして、ありがたいなと思っています。カンペをどんどんめくっていき、質問したいこと、やってほしいことをどんどん伝えていく、気分はタイムアタック方式のクイズの出題者です。
例えば、筆者は今までに下記のような質問を用意していました!
<推しへの質問例>
・「今回の収録曲の中で、自分らしいと思う曲は?」
・「私にあだ名をつけるとしたら?」
・「2人(自分と推しetc.)のコンビ名をつけるとしたら?」
・「ぬいぐるみに名前をつけるとしたら?」
・「推しケミの近況エピソードを教えて!」
・「〇〇に対する偏見を語って!」
・「愛嬌ポーズを〇連発でやってみて!」 ……etc.
ただ、筆者も何人かの推しにやったことがあるものの、ゆっくりとしゃべってくれたり、ゆっくりと考えてくれたりする推しにお願いするのは少しハードルが高いかもしれません! 推しの性格に合わせて、楽しんでみてくださいね。
■上級編(難易度★★★)
④超メロを引き出す!「30秒間だけ彼氏になって」
オンライントーク会での鉄板ネタ、「30秒間だけ〇〇になって」系です。何になってもらうかは、彼氏でも先輩でも後輩でも……なんでもいいと思います。“夢女子”気質な筆者、一度推しに「30秒間だけ彼氏になって」と書いたカンペを持って挑んだことがあり、超メロい言葉を引き出せました!

ですが、実は同じ日に失敗もしていて。というのも筆者、トーク部屋に入室する数秒前から推しがカンペを見てくれていること忘れていたんです(使用するアプリにもよりますが、推し側からは開始前にこちらの様子が見えているようです ※諸説あり)。
そのため、開始するなり「いいよ?」って言われて。「ん? なにが?」「ってかそもそもどうやって彼氏になってもらうん?」と、数秒間ほど硬直する時間がありました。なので、もしも「30秒間だけ〇〇になって」系をやりたいのであれば、なりきった後にどんな会話をしたいのか、具体的に考えることをおすすめTo do.
⑤聞きたいワードを引き出す!? オリジナルクイズを出す
最後は鉄板、ですが推しの性格によっては難易度が高い「クイズ」ネタです。
もちろん定番のなぞなぞでもいいですし、自分や推しにまつわるクイズもあり。またはベタですけど「すき焼きから『焼き』をとったら?」みたいに「好き」という言葉を意図的に引き出すようなクイズもありです。
実際、これに近しいことを筆者もやったことがあり、2人で笑い合えたのがとても楽しかったなと記憶しています。
ただ、筆者の推しはあまりクイズが得意じゃないということもあり、想像以上に答えにたどり着くまでに考え込んでしまって……。そこは盲点だったので、推しの性格や得意をよく見極めてから試すようにしましょう。
最後に…開始直前に必ずチェックしておきたい6つのこと
今回は、筆者の失敗談とともに、オンライントーク会で使えるトークネタを難易度別に紹介しました。難易度が高くなればなるほど、どんな回答がもらえるか予測不能! 準備不足でうまくいかなかったりする可能性はあるものの、どれもなかなかに楽しめるネタなのではないかと思います。
最後に、オントーに参加する直前に準備してほしい6つのことをお伝えします!
<直前のチェックリスト>
①PC・スマホの音量設定をMAXにする
②イヤホンを使う場合は、Bluetooth接続ではなく有線のものを使う
※接続が突然切れてしまったり、音声が遅れて聞こえてしまったりする場合があるため
③マイクの周辺にあるものが塞いでいないか、確認する
④リングライトを使う場合、白飛びするのでメイクは1.5割り増しで濃い目にする
⑤カンペを使うなら、白地+黒文字にする&長文を書かない
※推しが画面越しでも読みやすいように
⑥できるならトークが始まる前に、今回話したい内容の秒数を測って予行演習をする(めちゃくちゃおすすめ!)
みなさんが楽しくオントーできることを祈っております!
文/松崎咲良
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