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夢と希望の詰まった薄い本を運ぶため、小さくて軽い平台車の制作を直談判!『オタ腐★幾星霜』栗山ナツキ【第25話】

長い年月をオタク、そして腐女子として過ごしてきた「オタ腐」。

今回、一念発起してこれまでの長いオタク人生を振り返ってみることに。 オタクで腐女子なクリヤマちゃんのちょっと変わった日常をつづる『オタ腐★幾星霜』25回は同人イベントに参加する際の、本の運び方・搬入搬出。ひとりのオタクの切実な願いからできた、とっても軽い台車とは?


イベントの搬出物は「戦利品」を含みます!

リアルイベントが復活してきている今日この頃、コミケならTRC(東京流通センター)開催時期(だいたい1987年のC31あたり)から参加していましたよ、のクリヤマです。こんにちはー。

そんなわけで、今回はイベント搬入搬出の懐古話をさせていただきます。
頒布物を会場に持ち込む、ただそれだけのことなのに歴史と工夫があるんですよ(あったはず……)。

大手さんは印刷所から直接会場に運ばれたりしていたと思いますが、基本的にほとんどのサークルは自力で手持ち搬入していました。

搬入より搬出のほうが大変だと思うのですよ。
イベントの頒布物の搬入って、「勘」頼りですからね。足りなくても寂しいし、多すぎても気が重くなる。とくに多すぎてしまったときは、物量的にも重いわけですよ。

宅配受付までの道への足取りも重くなりますね。
もちろん持ち込み分全部完売して、そんなに買い物もしていなければ荷物軽くなって身軽に帰宅できて楽ですけれども、なかなかそう上手くはいかなかったりします(イベントでの買い物も搬出が増える原因です。あとは差し入れをもらったりとか?)。

女性向けで花束差し入れブームありましたねー。
あれは持ち帰るの大変で、なくなっていった文化だと思います。

イベントによっては台車の貸し出しサービスがありますが、混んでいたりするとなかなか順番が回って来なかったりしますしね。

(※台車貸し出しサービスはめっちゃ近年からです。昔は個人で用意するか、宅配の数少ない荷台みたいな台車を借りていました。たぶん女性向けイベントの赤○ーさんだけで、コ○ケでは今も貸し出しないはず)

小さくて軽い平台車の制作を直談判!

元々、折り畳みのポスタースタンドの「PO.SU.TA.」もサークルさんの声から開発されたものだったとお聞きしました(記憶違いでしたらすみません)。

その記憶を頼りに「PO.SU.TA.」を制作しているマルダイさんのアカウント(@marudai_main)と、社長さんのアカウント(@k_otake)にお願いリプをしてみました。

結果生まれた「ぱたコロ」ちゃんです!
現在も試行錯誤(軽量化とか)して進化していますので、私も新モデルをもう一台購入するつもりです。

※重量:850g
サイズ:208mm×297mm×54mm(折り畳み時)
396mm×297mm×47mm(展開時)
耐荷重:50kg(台車自体はペットボトルくらいの重さです)

キャリーケースの人が多いと「イベント会場だあ!!」と思うものでしたが、最近はそれも減っているように見えます。みんな荷物は送っているのかな? たまにダンボールのキャリーの方を見かけると、妙に嬉しくなるクリヤマでした。

「ぱたコロ」ちゃんの実物をいただいた時のポストです!

【つづく】

『オタ腐』バックナンバー一覧

栗山ナツキ プロフィール

栗山ナツキ(くりやま・なつき)
長い年月をオタク、そして腐女子として過ごしてきた「オタ腐」。今回、一念発起してこれまでの長いオタク人生を振り返ってみることに。現在はレポート漫画中心に、Gakkenのガッコミ・ノーラコミックス等で執筆中!

公式X @uninan(https://x.com/uninan

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