
曽田陵介、学生時代ヒーローだったことは「イケメン!(笑)」 内定を蹴って俳優の道へ進んだ過去も│『沼落ち5秒前!』推しをもっと知る30の質問
numanの名物企画『沼落ち5秒前!インタビュー』。旬の俳優・声優らをゲストに迎え、あなたの明日の沼をナビゲート。第21回目は、初めての主演映画『惑星ラブソング』の曽田陵介さんの登場です!
平和をテーマにした本作へのアプローチは「難しかった」と語る曽田さん。そのチャレンジと作品の見どころを語ってくれました。また「沼落ちQ&A」では曽田さんの個性があふれる答えをお見逃しなく。カメラロールの1枚も特別公開です!

曽田陵介さんをもっと知りたい!Q&A
Q. How did you get into this world?
一番最初のきっかけはモテたいから(笑)。チヤホヤされたくて。
Q.尊敬する、または憧れの俳優さんは?
尊敬するのは山口馬木也さんです。
Q.最近よく一緒にいるなという俳優さん、仕事仲間は?
事務所の先輩、中村公隆さん。
Q.俳優さんや仕事仲間に相談をするほうですか? されるほうですか?
相談します。わからないことがあったらどんどん聞きますね。
Q.ご自身の性格をひと言で言うと?
冒険家。

Q.ご自身で思うチャームポイントは?
鼻が高いって言われます。
Q.俳優仲間やスタッフさんから言われた嬉しかった言葉は?
監督さんなど、スタッフの方から「またお仕事させてください」と言われるのが一番嬉しいです。
Q.趣味は何ですか?
ボウリングです。
Q.ボウリングを好きになった理由は?
かっこいいから(笑)。昔からやっていたわけではなくて、けっこう最近始めました。
Q.明日から急に3日間の休日になったとします。何をして過ごしますか。
カフェ行ってゆっくりして、あとはボウリング行きます。
Q. Where is karaoke eighteenth?
『海の声』。

Q.部屋の中で一番ホッとする場所は?
リビングのソファーです。
Q.ご自身を動物に例えるとしたら?
猫。
Q.最近のファッションの傾向は?
セットアップのスウェット。
Q.涙もろいほうでしょうか?
映画を観ると泣いたりしますね。
Q.ちなみにこれを見て泣いたという作品は?
いろいろあるんですけど、パッと浮かんだのは『コーダ あいのうた』ですね。

Q.この景色が好きというのはありますか?
地元(島根)の丘から見える星空。
Q.こんな行動にグッとくる、キュンとするというのは?
ちょっと眉間にしわ寄せている女性を見ると、何考えてるんだろうな?と思って、気になりますね。
Q.「いいな」「好きだな」と思ったら自分から言いますか?
できないです。待っちゃいます。
Q.学生時代これでヒーローでした、ということは?
イケメン!(笑)
Q.これまで「緊張した場面」は?
初ドラマのクランクイン日、セリフを5回飛ばしました。
Q.カメラロールにあるお気に入りの写真を見せてください。

広島での先行上演舞台挨拶の時に劇場の方が書いてくださり、自分が初主演ということも相まってすごく嬉しかったです。
Q.ご自身の中で転機となったと感じる作品や時期は?
やっぱり初舞台のときですね。そこで役者としての考え方が変わったので。
Q.俳優活動する上で大事にしてることは?
人と仲良くなる。現場に入ったら、キャストの方、スタッフの方、それぞれと仲良くなるというのは意識しています。
Q.他ではあまり語られてないけど「実は〇〇なんです」ということは?
実はですか……。全部言っちゃってるんですよね(笑)。でも、実はアニメが大好きっていうのはあります。ドラマよりアニメのほうが見てますね。

Q.好きな色は?
黒。
Q.これが苦手というものは?
パクチー。
Q.インドア派? アウトドア派?
インドアですね。
Q.挑戦してみたいスポーツは?
卓球。卓球はけっこう自信はあるんですけど、ちゃんとやってきた人には勝てないから、基本から本格的に習いたい。
Q.あなたにとっての沼、今一番ハマっていることを教えてください。
調理器具を集めることかな。食器を買ったり……。最近だとヨーグルトメーカーを買いました。
「“モッチ”の若者像は、自分が就職に迷った過去と重なった」
――映画『惑星ラブソング』。初主演作ということになりますが、最初に話が来たときの感想は?
曽田陵介(以下・曽田):
初主演というのは素直に嬉しいなと思いました。でも、主演ということでプレッシャーというのは意外となくて、この作品の「平和」というテーマをどう届けるのか、というのを一番に考えました。

――戦後80年となる広島を舞台に、現代の若者たちが平和に向き合う物語ですが、このテーマをどう届けるかというのは簡単ではないですよね。
曽田:
そうですね。でも、台本を読んでみたら、決して重くなく、ファンタジーが織り混ざっていたり、恋愛が描かれていたり、現代人が考える平和、という視点で描かれてるなと思いました。
悲惨な映像を見せる、ということもできると思うんですけど、堅苦しくなって勉強みたいになっても、拒絶されてしまうかもしれないよね、ということで、この作品はライトなストーリーになっていると思いますし、観ていただいた後に持ち帰って自分たちでどう考えるか、という物語になっていると思います。
――広島でのロケ。大学時代に過ごした広島ですが、今回撮影で訪れていかがでしたか?
曽田:
市内に1ヶ月いるというのは初めてだったので、僕も見たことないところを行くことができて楽しかったですね。新しくできたサンフレッチェ広島のスタジアム(エディオン ピースウイング広島)、とかも「おー」と思いましたし、本当に新鮮に撮影できました。
わかってはいたんですけど、やっぱり広島は観光の方が多いですよね。平和記念資料館の中にも海外の方がたくさんいらっしゃってましたし、常に多くの観光客がいるな、という感じでした。

――モッチという役を演じる上で大事にしたこと、意識したことは?
曽田:
モッチって、やりたいことが見つからない、好きなことがないという若者なんですけど、僕も大学時代、似たようなところがありました。就職しようと思っても、本当にここでいいのかな?と思っていたし、別に好きなことじゃないし、という感情があって、まさにモッチだなと。
なので、そういう自分が持っている面を、出せたらいいかなと思って、演じる上で、そこを大事にしました。
――そういう意味では、モッチは本当によくいる若者。これからどうしようという思いも、前に進みたいという思いも持っている平均的な青年という感じですよね。
曽田:
「そのうち何かやりたいことは見つかるでしょう」ぐらいの感じでバイトする日々のモッチからしたら、アヤカ(秋田汐梨さん演じるモッチと行動を共にする女性)のアメリカに行きたいというような目標を持っている姿を見ると、それがキラキラして見えるんですよね。やっぱりそういうのいいな、って。
平和に対してのモッチの考えもそうだけど、本当に多くの人に当てはまるんじゃないかな、って思うんですよね。戦争を経験したわけでもないし、実際見たわけでもないし…という思い。やっぱりモッチの気持ちはわかるな、と思いながら演じました。
――ちなみに曽田さん自身はモッチに近い部分持っているのか、アヤカ寄りな部分を持っているのか、というと?
曽田:
アヤカを演じた秋田さん曰く、僕は全然モッチと違うらしいんですよ。180度違うね、みたいなことを言ってたので、僕はアヤカ寄りなのかなと思いますね。

――やりたいことを見つけたらそっちに行く、というような。
曽田:
僕自身、就活して、内定をもらってるのにこっちの俳優の世界に来ちゃったから、完全にアヤカ寄りですね。好きなことを見つけたらやりたいって、そっちに行ってしまうというのは昔からありますね。
今後は「賞を獲れるような俳優」を目指したい
――この物語のキーとなるジョン(チェイス・ジーグラーさん)とのシーンも多かったですが、海外の方とお芝居はいかがでしたか?
曽田:
新鮮でしたし、難しかったですね。撮影に入る前に仲良くなろうと思って、チェイスと二人でご飯に行ったんですよ。「レッツゴートゥギャザー!」とかめちゃくちゃな英語を使って(笑)。トランスレーターアプリを、ポンと机の上においてお話して、「今回、仲良くやろうね」みたいな話をしながらコミュニケーションをとって、撮影に入らさせてもらいました。
チェイスはめちゃくちゃフレンドリーで優しいですし、芝居にも真摯でした。でも英語のセリフってなると、受けの芝居が本当に難しかったです。台本を読んで理解してるんですけど、ネイティブなので、何を言ってるのかわからない部分があるので、最終的には表情のお芝居を意識しました。その辺は苦労しましたね。

――ちなみに、翻訳アプリって円滑に会話できました?
曽田:
すごく便利です(笑)。二人きりでも、会話が全然できますし、同時に喋ってもいけました。あと、共演のRaimuは日本語も英語も喋れるので、通訳さんのような感じで会話をサポートしてくれました。
――そうしたコミュニケーションもあって、とてもリアルな会話のトーン、物語はファンタジーでもとてもリアルなものを感じました。
曽田:
本当に「リアルに撮りたい」というのは監督の意志としてもあったので、セリフ回しもリアルなトーンで喋ってますし、だから全体に芝居っぽくないですよね。そこはこの作品全体に流れている感じだと思います。
――では、公開を楽しみにされている方に、見どころをお願いします。
曽田:
どの年代の方にも観ていただけるような作品になってますし、平和というのがテーマですけれど、観終わった後にちょっと引っかかって、考えるきっかけになればいいかなと思うので、気楽に観ていただければと思います。
――ありがとうございます。最後に、曽田さんご自身の今後への思い、これからの目標などお聞かせください。
曽田:
今思っているのは「賞」を獲れるような俳優さんになりたいと思ってます。賞を獲ることで、おのずとお芝居も変わってくると思うので、そこはひとつの目標にしたいです。

――そうなると映画、ドラマいろいろな役で。
曽田:
そうですね。幅広い役柄にチャレンジして、まんべんなくやっていきたいですね。
(撮影/冨田望、ヘア&メイク/中原ありさ(is)、スタイリスト/岡村春輝(FJYM inc.)、執筆/田部井徹)
『惑星ラブソング』作品概要
2025年5月23日(金)よりMOVIX広島駅ほか広島県先行公開中
2025年6月13日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー
出演/
曽田陵介 / 秋田汐梨 Chase Ziegler 八嶋智人
西川諄 Raimu 谷村美月 佐藤大樹 (友情出演) / 川平慈英
さいねい龍二 塚本恋乃葉 西村瑞樹 キコ・ウィルソン 松本裕見子 田口智也 HIPPY
監督・脚本・編集/時川英之
配給/ラビットハウス
【公式サイト】https://wakuseilovesong.com
Ⓒ映画「惑星ラブソング」製作委員会
PROFILE
曽田陵介(そた・りょうすけ)1997年10月24日生まれ、島根県出身。
公式サイト●https://mr8.jp/talent/sota-ryosuke/
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