
BL声優は“受け”に始まり“攻め”に行く!? 漫画家の忘れられないエピソードとは…『オタ腐★幾星霜』栗山ナツキ【第7話】
『オタ腐★幾星霜』とは?
レポート漫画作家・栗山ナツキさんによる、オタクで腐女子な日々をつづる連載コミック。オタクや腐女子あるあるが満載なだけでなく、レポート作家ならではの声優さんに関する裏話も♪
※2021.03.02に公開した記事を一部編集のうえ、転載しています
アフレコ現場の裏側は?
こんにちは。 歯医者の帰りに“推し”の誕生日にお供えするケーキを買って来ました、クリヤマです。
歯痛なので、本当に推しのフィギュアやぬいにお供えするだけなのですが、萌え活動も極めてくると供養や鎮魂祭に近づいて行く気がします。この場合、供養と鎮魂されるのは私のほうなのですが。


服装は私の画力の問題もあって、黒のカーディガンもコートもジャケットも描き分けられず、全員おそろい!! ……という事態にもなりかねないので、キャラ設定の服で描ける場合はそれで描いています。
ライブレポの時は、資料写真をいただいて、泣きながらできるだけ再現できるように頑張って描いています。
こちらは描く時ではなく、取材する時に気をつけていることですが、どれだけこっそり移動しても先回りして挨拶してくださる声優さんは、きっとみんなから愛されているに違いないと思いました。

それから今はコロナ禍もあり、別録りが主流、もしくは少人数録音になっていますが、以前は基本的に誰が欠席か……はなるべく明かさないようにしていました。

滑舌つっかえたり、NGを出したことも描きません。
これは読む人によって誤解を招くケースがあるからと、現場で頑張っているスタッフさんやキャストさんの輝いている素晴らしい姿勢のほうを、私がお伝えしたいからです。 ライブやイベントレポですと、またちょっと変わってきますが(まさにライブ感とその空気の楽しさをお伝えしたいので)。
役者さんにとってのBL作品って?
むかし、某漫画家さんのお宅での忘年会に、その作家さんの作品を舞台化した際の役者さんたちがいらっしゃって、「BL出てぇーっ!!」と口をそろえたあと、本棚にあったBL漫画をその場で朗読し始めるということがあったそうです。
「BL嫌がる人いないの?」と聞いたら、 「そういう人は大歓迎! その分、俺たちのチャンスだから」 と答えたそうで、 こりゃイケメン演技上手い人が増えるわけだ、と思いました。


聴いていて私たちが「きゃーっ!!」……って照れちゃうくらいのイケメン声、これからも期待していきたいですね!
>>次回はこちら
『オタ腐』バックナンバー一覧
栗山ナツキ プロフィール

栗山ナツキ(くりやま・なつき)
長い年月をオタク、そして腐女子として過ごしてきた「オタ腐」。今回、一念発起してこれまでの長いオタク人生を振り返ってみることに。現在はレポート漫画中心に、Gakkenのガッコミ・ノーラコミックス等で執筆中!
公式X @uninan(https://x.com/uninan)
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