
【⑤交渉部】『ブレイクマイケース』未履修のオタクが沼に足を踏み入れてみたら、ビジュ120点のキャラたちが最高だった…
2024年にnumanが行ったランキング「読者が選ぶ、2024年登場で特にやり込んだゲームTOP10」で堂々の1位を獲得。さらには2025年5月にリリース1周年を迎え、まさに今熱い話題のアプリゲームが『ブレイクマイケース(以下、ブレマイ)』です。
見た目、設定、セリフの温度感――あまりにも“わかっている”キャラが多すぎる! ということで、『ブレマイ』プロローグまでをプレイし終えた“ほぼ未履修”な筆者が感じた各キャラクターの“沼ポイント”を、全6本に分けて全力でお届け。
今回は、「交渉部」メンバーの3人についてご紹介します!
>>前回の「④強行部編」はこちら
>>『ブレマイ』特集記事の一覧はこちら
「交渉部」メンバーの沼ポイントを紹介
前回までに紹介してきた4部署は公式サイトをじっくり眺めてからプロローグ、という流れで紹介してきたのですが、実は公式サイトで「強行部」まで堪能したところで我慢できず……すぐさま『ブレマイ』アプリをインストールし、プロローグで交渉部の皆さんと初対面を果たしました。

交渉部の第一印象は、ずばり「ミステリアス&大人の色気」。これまでご紹介してきた4つの部署には、キュート枠や年下枠と思われる方が必ずいましたが、今回は見当たりません。
そして、全員の口角が上がっている部署もここだけです! オタクならではの嗅覚が、彼らの笑顔の下に隠された“なにか”を察知し、さっそくザワつき始めています。
在間樹帆(ありま・きほ)CV:佐藤拓也
語り口は柔らかい一方、芯は強い? 敵に回したら厄介なタイプかも…
交渉部の部長は、在間樹帆さん。色素の薄い儚げなピンクパープルの瞳と、グレーの髪が神秘的な方です。

人をまとめる、という俗世的なことはお好きではなさそうな雰囲気をお持ちなので、どういった経緯で部長になったのか気になります。
事前に情報を入れずにプロローグを進めていたら、同じく交渉部であり色素薄めの儚げ美人な祠堂恭耶(しどう・きょうや)さんが、慣れた様子で在間さんの自宅にやってきたんです。その状況も飲み込めないし、2人が並んだ姿があまりに神々しすぎるし、とりあえずスマホを置いて深呼吸したほどです。
2人の会話から察するに、在間さんは副業で占いをしているそうで、それがどうやらとても当たる模様。見た目どおり、しっかりミステリアスで良いですね。
すでにオーナー代理(※プレイヤーの総称であり、作中の主人公)のことも鑑定したらしく、プロローグでは非常に含みのある発言をしていました。き、き、気になる~! オーナー代理自身も知らない真相を、在間さんの目は見透かしているのかも。
祠堂さんとの会話の様子から、謎めいてはいるものの、“しっかりもの”という印象も受けました。占いをしているからかもしれませんが、表面上は人を導くような柔らかい語り口で、オブラートに包みながらも自分の意見はしっかり通す。そんなエッセンスを感じ取れます。
それが天性のものか、計算してのことかは分からないのですが、敵に回したら厄介なタイプという予感もします。往々にして、そういうタイプのキャラクターの沼は深いもの。ビジュアルで在間さんが気になったという人は、相当深い沼におぼれる覚悟をした方が良いでしょう。

さて、さらに恐ろしい情報をお伝えしますね。覚悟はいいですか? なんと、在間さんのキャッチコピーは「自覚あり、魔性の占い師」なのです。しかも「(自身の容姿を)存分に利用して生きている強かさ」を持っているのだとか。
これはひとクセ、ふたクセ、どころではないのでは? しかし、これ以上考えるのはやめようと思います。彼の好きなものは「素直な人」。素直に在間さんに振り回される人生を受け入れていきましょう。
祠堂恭耶(しどう・きょうや)CV:福山 潤
名家出身の美術教師! 生まれ持った“つよつよ属性”が沼の予感
お次は、そんな在間さんの家にわざわざ占いを聞きに通っている祠堂恭耶さん。

こちらも、在間さんに負けず劣らずの儚げ美人。バッサバサのまつ毛まで美しい銀色で、まるでおとぎ話に登場する王族のよう。油田を持っている人はきっとこういう人物なのだろうと、筆者の貧相な想像力がこれでもかと掻き立てられます。
浮世離れしていて労働とは無縁そうな祠堂さんですが、プロローグの会話から教師をしていると判明。学校に行ったらこんなに眼福な先生に会えてしまう『ブレマイ』の世界線、夢がある……!
何を教えているのかとプロフィールを見てみたところ、「名家出身の美術教師」とのこと。油田もあながち間違いではなかったわけですね。
さらに、プロフィールでは「すべてにおいて自信に満ち溢れているがゆえに時々ナチュラルに上から目線」という気になる1文を発見してしまいました。お坊ちゃん気質ということなのでしょうか……?
交渉部のお兄ちゃん2人に呆れられることがあるとのことで、現時点ではまったくその図が想像できません。というか、そもそも3人でどんな会話をするのかも想像できていないので、「はやく自分も交渉部にジョインしたい」という労働への意欲が湧いてきました。
生まれ持った“つよつよ属性”がある一方で、彼は在間さんの占いを「俺にとっての答え」と言い切るんですよ。ちょっと頼りすぎなくらい頼っているんです。名家の出身と知ったこともあって、心配になります。高価な壺を買わされていないといいのですが……。目に見えないものに価値を感じるというのは、芸術家ゆえの性分なんでしょうか。

占いを答えと言い切る危うさに加えての、CV:福山 潤さん。裏切りそうで裏切らなさそうな(どっち?)、裏がありそうでなさそうな(どっち?)、不思議な浮遊感が上乗せされ、さらに掴みどころのなさが追加されました。今のところ、感情的になる祠堂さんが一切想像できないので、そのあたりに抜け出せない沼の予感をヒシヒシと感じています。
立科吏来(たてしな・りく)CV:小西克幸
“シゴデキ人間”かと思いきや、重度の惚れ体質!?
交渉部のラストは、立科吏来さん。

(交渉部の)ほかの2人に比べると、ビジュアル的に地に足がついたタイプの大人といった印象です。プロローグではなかなか出てこないな……と思っていたら、大トリ的なかたちで最後に登場。ラスボスなのかと思ってしまいました。
プロローグでは本部の皇坂逢(こうさか・あい)さんとの会話が描かれており、2人はお互いをよく知る仲のよう。年上の須王さん(本部の須王芦佳=すおう・ろか)を「芦佳」と呼び捨てにするあの皇坂さんが、立科さんのことは「吏来さん」と呼んでいて衝撃でした。
……ということは、立科さんはめちゃくちゃ仕事ができる人なのでしょうか? プライドが高いであろう皇坂さんが敬意を示すって、相当だと思うんです。皇坂さんがボスだとしたら、やはり立科さんは裏ボスなのでは!? いや~これは仕事っぷりが気になる~!
と思っていたら、急に皇坂さんに「好きになっていいの?」と告白をしだす立科さん。10秒前にシゴデキだと感じた筆者の直感は間違っていたのでしょうか? もう何も信じられない。プロローグではその人間性が掴みきれず、まんまと振り回された筆者は、なかば敗北感を抱えながらプロフィールを確認しました。
「恋愛をしていないと生きていられず、重度の惚れ体質」。……は~、なるほど。皇坂さんに対して、恋がなんたるかを唐突に説いていた場面もありましたが、“重度の惚れ体質”だったからなんですね。
あのボス感溢れる皇坂さんに恋バナを持ちかけるのは、きっと立科さんだけだと思うのですが、そういうところも含めて立科さんはAporia(『ブレマイ』の舞台であるカフェバー兼代行屋)でも特別な立ち位置にいらっしゃる方なのでしょうか。
プロフィールで掴みどころがないと公言されている立科さんですが、好きなことに「計画を立てること」とありました。さらに、公認心理師の資格を持っているカウンセラーであることも判明。なるほど……。もう、こちらの心を手のひらの上で転がす気満々じゃないですか!
『ブレマイ』は恋愛要素のないゲームですが、重度の惚れ体質である立科さんから、このご尊顔で「好きになっていいの?」と言われたあかつきには即快諾してしまいそうで……。惚れられる準備を万端にして、この先のストーリーに挑みたいと思います。

知的で大人な雰囲気が魅力の、交渉部。全体的に掴みどころがありませんでしたが、だからこそもっと知りたくなるキャラクターがそろっていました。
裏を返すと、皆さんなんだか胡散臭い(最大級の賛辞)。彼らの本性を追い求め彷徨っているうちに、沼の奥地に足を踏み入れることになりそうです。
>>次回は「特務部」メンバー3人を紹介!
(執筆:双海しお)
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