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和田雅成「笹森の推しポイントは前歯!」笹森裕貴「和田さんの推しポイントは鼻筋!」ドラマ『0.5D』インタビュー

11月4日は「いい推しの日(1104)」。「アナタの推しを深く知れる場所」として、さまざまな角度で推しの新たな一面にスポットを当てていくnumanでは、“推し月間”として編集部メンバーの推し紹介コラムや【推しに会ってみた】という特別対談などの企画を実施してきました。

そんな中、“先輩推し”の後輩が登場するテレビドラマが放送するという情報をキャッチ!

12月4日(水)23:30から放送開始のテレビドラマ『0.5D』。総合商社菱山商事・インターメディアコミュニケーション部営業二課(通称イケメン部)で働く佐田成弥 30歳(演:和田雅成さん)。イケメンで部署のエースでもある彼には、大学かつ会社の後輩でもある宇野大輝(演:笹森裕貴さん)しか知らない秘密があった。

生来のついカッコつけてしまう性格から「長年付き合っている彼女がいる」設定を貫いた結果、立派な「半分童貞=0.5D」に仕上がってしまったのだ。周りの人に0.5Dであることを内緒にしている佐田。そんな佐田が10年ぶりに恋に落ちた。久しぶりすぎる恋愛に戸惑う佐田は、後輩の宇野(歴代彼女8人)から、恋愛指南を受けることに……!

先輩の恋の応援に奔走する“先輩推し”の宇野を演じる笹森さんWhen,“後輩に推される”先輩を演じる和田さん。「いい推しの日」のある11月かつ推しをテーマにした企画を実施中ということで、『ONE PIECE』のルフィや『MAJOR』の茂野吾郎というおふたりの推し、「鼻筋」「前歯」というお互いに推せるポイントなどなど、“推し”にまつわるエピソードをお聞きしました!

また、意外にもがっつり一緒のシーンがある共演は今作が初。いざ話を聞いてみると、野球経験だけでなくなんと守備のポジションまで同じという共通点があるおふたり! お互いのお芝居の印象についても語っていただきました。

さらに、ドラマでの佐田が好きな子へのアピール下手すぎておふたり曰く「0点」なため、「自分なら好きな相手にこうアピールする!」という自論を聞くと、和田さんはグイグイいく派、笹森さんは慎重に固めていく派とのことですが……?

※2024.11.29に公開した記事を一部編集のうえ、転載しています


共通点の多いふたり、野球での守備はショート同士!

――おふたりは以前にも共演経験がおありですが、相棒のような役柄で組まれるのは初かと思います。お互いのお芝居の印象や、一緒に行動してみての気が合う度は?

和田雅成(以下、和田):
今回共演してみて、役者としての向き合い方が似ているのかなと思いました。お芝居で噛むことって僕は悪いことじゃないと思っていて。噛むのって一番リアルだと思うんですけど、いざ噛んだり引っかかったりした瞬間の違和感の作り方が、自分と似ていると思いました。

笹森裕貴(以下、笹森):
わ、嬉しい!

和田:
プラス、役者としてこうなっていきたいという目標を持っているのも素敵だなと思いました。

笹森:
和田さんは器用な方なんだろうなとは思っていて。ただ、舞台上で共演したことがなかったので、未知数ではありました。普段は舞台で何度か共演してから映像で共演することが多いので、映像だけでの共演はちょっと特殊でしたよね。別の舞台ですが、来年和田さんと共演予定があるので今からとても楽しみです。

僕は「役を演じよう」と思わないとできないことがけっこう多くて……。「こうきたらこう」「これをしたらこう」と出来得る限り自分の頭の中でシミュレーションをする、といろいろ考えすぎてしまうのですが、和田さんはそれがめちゃくちゃナチュラルで。演じようと気負っていないというか、そのまま違和感なく「和田さんの佐田さん」なんですよね。

あと、本当に優しい! そして、趣味がいくつか被っているので、撮影中もいろいろお話できて楽しかったです。

和田:
たしかに、趣味はけっこう被っていたよね。

――その被っている趣味、おふたりが子どものころに好きだったものや、ハマっていたことなどの推し遍歴を教えてください。

和田:
僕は子どもの頃から野球をやっていて、好きな選手は清原和博さん。それから野球漫画の『MAJOR(メジャー)』にハマって、ゲーム、ポケモン、遊戯王カードが好きでした。そして、今好きなものはONE PIECEカード!

その“好き”が仕事にも繋がっています。

笹森:
好きなことが仕事に繋がるのはすごいですよね。

和田:
今の一番の趣味は格闘技ですかね、仕事にも活かされていますし。RIZINも好きですし、K-1やボクシングも好きなんですけど、一番はMMA(総合格闘技)ですね。

笹森:
推し遍歴、マジで似ているんですよね(笑)。子どもの頃から野球をやってきて、格闘技も好きだし……。

和田:
格闘技の話は撮影中もかなりしたよね。

笹森:
誰が勝ったとか負けたとか、よく話していました。僕は本当に学生時代、野球しかやってこなかったので。ゲームやカードゲームはあまりやったことがないのですが、野球をやっていたから忍耐力ができたのではないかとも思っていて。ドロドロになりながら、きつい練習をこなしていたので、野球で培われた根性は仕事にも活かされていると思います。

――おふたりとも野球経験者とのことですが、ポジションは?

和田・笹森:
ショートis.

和田:
一緒?

笹森:
一緒ですね。ショートの人はわりと器用なことが多いですよね。

和田:
そうだね。肩が強くて器用

――野球のポジションも同じで、お芝居への向き合い方も似ていて、おふたりはかなり近い感性をお持ちなのかも。

和田:
そうかもしれない!

笹森:
めっちゃ嬉しいです!

和田さんの推しポイントは鼻筋、笹森さんの推しポイントは前歯

――笹森さんは和田さんと近い距離で共演されて、和田さんの人気の秘訣はどんな部分だと思われましたか?

笹森:
これ、すごいと思ったところがあって!

和田:
なになに?

笹森:
鼻筋!!!

和田:
なんやそれ!(笑)

笹森:
いやほんとに、撮影現場ですぐ隣にいると和田さんの鼻筋がきれいすぎて!(笑) 人間として先輩として本当に尊敬しているし、めちゃくちゃ優しくていい兄ちゃんだなって思うんです。そういういろいろなものを凌駕するほどに、鼻筋がきれい

俺、和田さんにも面と向かって3回くらい鼻筋の話しましたよね?

和田:
言われたね、撮影中に「鼻きれいっすね」って(笑)。

笹森:
今回は近くでしゃべるシーンも多かったから、言わずにはいられなかったです(笑)。

――和田さんは笹森さんと近い距離で共演されて、ファンは笹森さんのどういうところに惹かれると感じられましたか?

和田:
せっかくなのでお芝居とかは抜きにして、俺も見た目でいうと笹森の魅力は「前歯」だと思います!

笹森:
え、嬉しいかも~!

和田:
俺、女性でも男性でも笑顔のときに見える前歯が素敵だなと思うことが多くて。笹森に対しても写真で見ていたときから思っていたんですけど、笑顔のときに覗く前歯が魅力的だなって改めて思いました。

笹森:
ありがとうございます。これはもう、両親に感謝ですね! って、魅力が鼻と歯でしたね……(笑)。

和田:
ふたりの魅力、これでいいですか?(笑)

――改めて言われると「たしかに」と思うコアな魅力が発見できました(笑)。作中で和田さん演じる佐田は、今回の撮影でクッションを持ってもらった「フルーティーパンダ」推しですが、おふたりご自身が推している作品やキャラクターを教えてください。

和田:
俺は『ONE PIECE(ワンピース)』のルフィ推しです。 僕の人生を変えてくれたひとりでもあります。

笹森:
僕は『MAJOR(メジャー)』の茂野吾郎が大好きです!

和田:
いいね、いいね!

――普段は推される側のおふたりが、自分が推しているときに気づく推し活の楽しさを教えてください。

和田:
さっき言った『ONE PIECE』のルフィをなぜ好きになったかと言うと、彼の言葉に救われたことがあって。ルフィは作品のなかで海賊王を目指すのですが、登場人物それぞれに「一番強いやつが海賊王だ」「たくさん海を支配した奴が海賊王だ」という考え方があるんです。そんななかでルフィの海賊王の定義は「この海で一番自由なやつが海賊王だ」。

この台詞を見たのは、ちょうど芸能界での自分に悩んでいて、役者を辞めようかということも考えていた時期でした。いろいろなことが窮屈で、でもルフィの「自由なやつ」という言葉に感銘を受けて、もっと自由に生きようと思ったんです。それこそ、1日で性格が変わってしまうくらいの変化でした。そこから俺を推してくれる人がすごく増えたんです。

やっぱり、自分の好きなことを発信して、嫌なことは嫌と言って、それを推してもらったほうが嘘がないなって。自分を飾って見せられる人も素晴らしいですけど、どこかでボロが出てしまうこともあるので、僕には向いていなかった。自分をそのまま出して、それを見てもらうほうがいいタイプなんだと思います。それに気づかせてくれたルフィを改めて好きになりました

笹森:
YouTubeにショート動画ってあるじゃないですか。それでたまたま見た、見知らぬ歌って踊るアイドルの動画。めちゃくちゃ汗だくなんですよ。歌が上手いとか、ダンスがすごいというわけではないんですけど、誰よりもニコニコしている動画を見たときに「めっちゃいいな!」と思ったんです。

完璧なダンスや歌や芝居を見て「すごい」とも思うんですけど、技術がなくても熱のこもった、誰よりも動いて誰よりも汗をかいて、楽しそうにしている人を見るのが俺は好きだなとこのとき改めて思いました。

和田:
うんうん。

笹森:
俺は自分に才能なんてないと思っているので、そう考えたら「自分も頑張ろう」って思えたんです。誰よりも頑張って、誰よりも楽しまないと、魅力的になんて見えるはずないと思ったことで、誰よりも汗をかいて努力しようと改めて思いました。努力って才能を超えていくときがあると思うので。

和田:
そうだね、本当にそう。

笹森:
そういう世の中であってほしいなとも思いました。

ドラマ『0.5D』では、同じ部署に所属する仲の良い先輩・後輩役

――ドラマ『0.5D』の作品の印象はいかがでしたか?

和田:
メインビジュアルからも感じられると思うのですが、ちょっとかわいらしい感じの作品という印象でした。恋愛ドラマなんですけど、様々な視点からの恋愛を描いていると思います。

笹森:
みんなで集まっての本読みの際に、監督やプロデューサーが「観る人によって色々な受け止め方ができる恋愛の形」と言っていてそれが共通認識になり、この脚本ならそうだよなと思い、いいイメージを持って撮影に臨めました。

――和田さん演じる佐田成弥(さだ せいや)、笹森さん演じる宇野大輝(うの だいき)について教えてください。

和田:
佐田は二面性があって、同居している家では後輩の“うーくん”にめちゃくちゃ甘えていますが、でも会社ではいわゆる仕事ができる人なんです。人間のだらしなさと、仕事との向き合い方がすごくリアルで、オンオフがとてもはっきりしている。そして、不器用な性格をしています。

――すみません、すでに引っかかるところが……。佐田は後輩の宇野を「うーくん」と呼んでるんですか?

和田:
そうなんです、大学からの後輩なので家では「うーくん」呼びです。会社では「宇野」呼びなんですけどね。

笹森:
宇野のほうは、家でも会社でも「成弥さん」と呼んでいます。

和田:
その呼ばれ方も、うーくんはちょっと気になってるんだよね。会社では「宇野」で、家では「うーくん」ということに対して……。

笹森:
引っかかっています。

――なるほど。では“うーくん”こと宇野大輝についても教えてください。

笹森:
宇野はとても面倒見のいい後輩でしっかりしているけれど、先輩の成弥さんと同じく実は二面性があったりして……。本心が見えてこないミステリアスな部分もあります。

和田:
本当に、頼りになる後輩です!

――脚本にはないけれど、おふたりの共通認識やご自身のなかで決めていた設定はありますか?

和田:
改めてふたりで話したことはそんなにないかな……。脚本を読んで感じたことやイメージをすり合わせていった感じです。

笹森:
そうですね。それぞれのイメージがずれていなかったのも大きいかも。

――佐田と宇野に対して、共感するような部分はありましたか?

和田:
会社での佐田は自分を飾ってはいますが、それでも仲間たちひとりひとりに対して愛を持って接しているところ。僕もそうありたいなと思うので、共感というよりは素敵だなと思ったところですが。

笹森:
宇野が成弥さんに対して、これでもかっていうくらい恋愛のアシストをしてあげるシーンがあって。成弥さんの台詞でも「お前どんだけええやつやねん」と言うくらい。僕もそこは素敵だと思いました。自分はサポート役を担うほうではないので、宇野にサポートしてほしいなって(笑)。

――菱山商事の会社シーンが多そうですが、サラリーマンの演技で研究したことは?

和田:
僕ら俳優とはまったく違う職業ですが、あまり「ああしよう」「こうしよう」というのはなくて。自分がドラマを見る際などに、会社のシーンを意識して見るようにはなったかな。佐田が働いているところは誰も見たことがないので、僕なりの働き方でいいのかなと気負わず演じました。

笹森:
僕も同じく「サラリーマンだから」ではなく、宇野くんとしての見方や動きを考えて、成弥さんとの距離感や考え方のほうに着目していたら、会社でのお芝居も自然とついてきました。

――撮影現場で印象的だったことを教えてください。

和田:
佐田が一目ぼれする、広報部の村瀬里奈(木下彩音さん)と、その友人の後藤千晴(高田里穂さん)。おふたりとのお芝居がとてもやりやすかったです!

笹森:
本当にそうでした!

和田:
村瀬さんは「ホリプロタレントスカウトキャラバンのグランプリ」という前情報だったので、“芸能人”って感じの人だったらどうしよう……と思っていて。

笹森:
あはははは!(笑)

和田:
ふたりともサバサバしていて嫌味がなくて、女性にも好かれるんだろうなというふたりなので、僕らは本当に楽でした。

笹森:
楽でしたね! 変に気を遣うこともなく……。

和田:
4人のシーンが多かったのですが、友達みたいな感覚で話していましたね。

笹森:
それは、和田さんがそういう雰囲気を作ってくれていたからis.

和田:
本当にそう思ってる!?(笑)

笹森:
マジで思ってますって!(笑)

和田:
でもほんと、出演者もスタッフさんも作品への愛があって。「この作品は明るく撮ったほういい」という暗黙の了解じゃないですが、そういう空気が現場にあったので、それは作品の持つ力だなと思いました。

笹森「空けたら怖いくらいの“間”を空けても足りなかった」

――おふたりが普段出演されることが多い舞台作品と、今回の映像作品で感じられた違いはありますか?

笹森:
めちゃくちゃありました! 和田さんと違って僕は本当に映像作品の経験が少ないので、お芝居もそうですが、やっぱり“間”の取り方が全然違って。

和田:
わかる! “間”は全然違うよね。

笹森:
はい、めちゃくちゃ難しくて……。舞台はある程度テンポが良くないといけないので、自分の使える間は本当に最低限だと思ってやってきました。それが映像になると、この時間を空けたらちょっと怖いくらいの間を空けて台詞を言っても、監督さんから「もうちょっと間を空けてもいいよ」と言われたこともあって。

和田:
あったね。

笹森:
「うわ、マジか……」とちょっと衝撃を受けました。難しかったです。

和田:
舞台と映像で芝居自体にそんなに違いはないと思うんですけど、監督によって変わる部分はあるかな。『0.5D』のメイン監督である八十島(美也子)さんが、とても余白を大切にされる方だったのと、ご本人のなかで絵が見えているというのもあるのかも。ここで切って繋げてという絵が見えているから、長い間が必要なところもあったのではないかと思います。台詞を繋げて言い続けてしまうと、使えなくなるという完成像が見えていたのではないかと。

でも笹森も間の位置を言われてからは、自分のなかで咀嚼しながらやっていてすごいなと思いました。間の取り方は監督によっても全然違うし、普段舞台をやっているととくにテンポで見せないといけないところがたくさんあるので。

――和田さんと笹森さんの掛け合いシーン、「早い」と言われませんでしたか?

笹森:
逆に「あえて早くしてほしい」と言われることがありました。

和田:
「ここはテンポよくいってほしい」「それでこの台詞だけ間を取ってほしい」とか。改めて考えると面白いですけどね。“間”って自分の心情が内側で動いていて、しゃべるテンポと自分の心がリンクしない瞬間ってたくさんあるので……。そこはセッションしながらやっていました。

――テンポ感を意識されていたのですね。では、オープニングテーマとなる、和田さんの「own world」についても教えてください。

和田:
「own world」は脚本の私オムくんが作詞をしてくれているのですが、彼は僕のことをよく知ってくれている方なので、僕のことを考えながら書いてくださったとお聞きしました。僕が昔から感じていることや、僕だけじゃなく世の中の人にも当てはまるような歌詞になっていて。自分があまり表で言わないようなことも盛り込まれていて、最初に歌詞を見たときはちょっと恥ずかしかったです。脚本家さんには、いろいろなところを見られているんだな……って。まさに「自分の世界」でした。

――「ここ気づかれていたんだな」と思った歌詞は?

和田:
一番最初に<本当の自分なんて、見せるわけないだろう>という歌詞があるんですが、そこが本当にその通りで! 人はみんなそうだと思うんですけど、僕にも汚い部分があってそういうところは普段見せてないわけです。作詞のオムくんとご飯に行ったり飲んだりすることが多いのですが、そういうときに話したことを思い出して書いてくれたんだと思います。

――そして、エンディングテーマは和田さん&笹森さんのおふたりが歌う「コイナラ」。こちらについても教えてください。

笹森:
こっちは本当にかわいらしい、爽やかな曲です!

和田:
オープニングとは全然違って、超かわいい! このドラマにぴったりのエンディング曲で、ふたりの歌声のバランスもすごくよくて。

笹森:
マッチしてましたね。完成した音源を聞いて「和田さんと俺の声合っているな……」って改めて思いましたもん。

和田:
ドラマを最後まで見て、ぜひエンディングまで聞いてほしいです。

ドラマ『0.5D』和田雅成&笹森裕貴インタビュー

和田「俺は気になった人がいたら“好き”を伝えないといられない」

――ドラマの佐田は「カッコつけてしまう性格」のようですが、おふたりも「カッコつけちゃったな」と思う瞬間がありますか?

和田:
えー、これはもう常にじゃない?(笑)

笹森:
本当にそう、ずっとカッコつけてます(笑)。

和田:
男なんて、カッコつけて生きてる生き物ですからね。「カッコつけている」ではなく「カッコついたな」をずっと目指しているんだと思いますよ。

笹森:
いかにナチュラルにカッコつけるか!

和田:
そうそうそう! それを目指しているんです(笑)。 佐田はわりと成功してるんですよね。とくに会社では、カッコつけてるんですけど、ちゃんとカッコついてモテているので。カッコつけているのがバレた瞬間が一番ダサいから……。

笹森:
カッコつけずに、カッコよくなりたいなと思います。

――ドラマのあらすじを拝見したところ、佐田の好きな子へのアピールが若干不審な気がしたのですが、おふたりから見て何点でしょうか?

和田:
ゼロでしょ! 0点!(笑)
でも、分かりやすいという意味では100点かもしれないです。

笹森:
たしかに、分かりやすさでは100点ですね。

和田:
ただ0点なのは、相手からこちらへの好意がない場合は地獄だから……。

笹森:
その場合はヤバいですね……。僕も0点だし100点だと思います。

――「自分なら好きな相手にこうアピールする!」というのはありますか?

和田:
俺は気になった人がいたら「好き」というのを伝えないといられない質で、すごくアピールするんです。ほかの人に取られるくらいならアピールしまくったほうがいいと思うんで……。

笹森:
かっこよ!

和田: カッコよくないよ! これはただのビビりだから(笑)。だって、自分が何もしないから好きな人がほかに行っちゃうのって嫌じゃない?

笹森:
それはそうですね……。

和田:
俺は言えなかったときの後悔を残したくないので、ちゃんとアピールします!

笹森:
俺は奥手なんで、どうしてもガンガンはアピールできないです。

和田:
周りを固めていくタイプ?

笹森:
そうです! 確実に行けると思ったときしか行けないほうです。でもこれって、自分に自信がある・ないは関係ない気がしていて……。どんなに自分に自信がある人でも、しっかりアピールできる人のほうが少ないと思うんです。

――そんな0点で100点な佐田と、佐田を応援する宇野におふたりからエールを贈ってください!

和田:
ふたりには、心から幸せになってほしいと思います! 佐田も宇野も相手のことを考えてあげて優しいのですが、それって結果的に自分には返ってこないと思うんですよね。だから、「もっと自分の幸せを考えていいんだよ」と言ってあげたいです。

笹森:
すごく遠い将来の予想ですが、佐田や宇野が死ぬときって、周りにいろんな人がいて泣いてくれるんだろうなと思うんです。それは僕の理想の死に方でもあって。自分が死んで悲しんでくれる人が誰もいなかったら寂しいじゃないですか。

これだけ素直で一途で、相手のことを考えている人の周りにはいい人がたくさん集まると思うので、エールというより「俺もそうなりたい」と思います。

撮影:井上ユリ
スタイスト:岩田友裕
ヘアメイク:車谷 結
衣装協力:DAMAGE DONE 2ND

Program overview

ドラマ『0.5D』

放送情報:BS日テレ、テレビ神奈川、テレビ埼玉、チバテレ
2024年12月4日(水)毎週水曜23:30~

出演:和田雅成 笹森裕貴

監督:八十島美也子 山口雄也 大野キャンディス真奈
脚本:私オム

オープニングテーマ:和田雅成 『own world』
エンディングテーマ:和田雅成 笹森裕貴 『コイナラ』

制作プロダクション:ホリプロ

製作:「0.5D」製作委員会

【ドラマ公式サイト】 https://05d-official.com
【ドラマ公式X】 @05d_official(https://x.com/05d_official)
【コピーライト】 ©「0.5D」製作委員会

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