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腐女子の「好きパワー」は幽霊さえも弾き飛ばす!? 真夏のオタク怪談『オタ腐★幾星霜』栗山ナツキ【第26話】

長い年月をオタク、そして腐女子として過ごしてきた「オタ腐」。

今回、一念発起してこれまでの長いオタク人生を振り返ってみることに。 オタクで腐女子なクリヤマちゃんのちょっと変わった日常をつづる『オタ腐★幾星霜』第26回は、夏ならではの怖~い話!
……のはずが、オタクが体験する怪談ってちょっとオカシイみたい!?


オタクパワーVS幽霊

1年の半分以上が真夏になっているような気がするこの頃ですが、皆さん生き延びていますでしょうか? 私はもうだめです、のクリヤマです。
こんにちはー。

天井の霊(生霊)はそのまま見える人もいれば、見えなくても立ち眩みをしたりするそうです。
……普通に歩いていても、真上を思いっきり見上げたらふらふらと立ち眩みはしそうですけれどもね。でも自分もほしい本があるのに買いに行けなかったら、魂が天井を漂いそうなので「気持ち分かるー」と思いました。

※晴海にあった「東京国際見本市会場」。
1981~1995年までコミケの開催地として使用された。

いにしえのオタクには「巣鴨プリズン」といえば、某女神が転生するゲームとかが思い浮かぶのですが、心霊スポットであることも最近はあまり聞かなくなってきている気がします。
(その理由がこれだったりして?)

生きている人間のパワーって凄いらしいんですよ。
とくにオタクと腐は「好きパワー」で行動してますしね。まさに「陽の気」の塊です。

一時期は公園に追いやられていたそうですが、最近はいなくなったとか風の噂で聞きました。成仏したのか、公園にすら居られなくなったのか、真相は定かではありません。

同人作家・コスプレイヤーVS幽霊

この作家さんひとり暮らしで、前からちょくちょく「霊がちょっかいかけてくるなあ……」と思っていたそうなのですが、この日は締め切りのギリギリ感から感情爆発したみたいです。

眠くて幻覚を見たという説もあるんですけれども、結果的に掃除しなくて済んでよかったと言ってました。それにしても、霊は髪の毛散らす率高いなあ……と思いました。

禿げないかな? 大丈夫かな?

なんで着ぐるみの頭だけだったのかというと、たぶん作りかけでサイズやバランスを見ていたのではないでしょうか?(クリヤマの推理です)

引っ越した先も例のコスプレイヤーさんのお友達だったらしく笑い話になっていたので、この後またいなくなったんじゃなかったかな?
きっと生前は真面目一本な方だったのでしょう。

宇宙人からの通販の話(『オタ腐』第20話)は怪談とはまた少し違うかな? と思うのですが、いつかお話できましたら……と思います。

それでは、暑くて長い夏、嫌になりますが乗り切ってまいりましょう!

【つづく】

『オタ腐』バックナンバー一覧

栗山ナツキ プロフィール

栗山ナツキ(くりやま・なつき)
長い年月をオタク、そして腐女子として過ごしてきた「オタ腐」。今回、一念発起してこれまでの長いオタク人生を振り返ってみることに。現在はレポート漫画中心に、Gakkenのガッコミ・ノーラコミックス等で執筆中!

公式X @uninan(https://x.com/uninan

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