
上田麗奈&芹澤優『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』インタビュー!「お互いのお芝居に助けられていた」とは? 猫愛を感じる8つの質問も
デビューから10年来の付き合いになる、上田麗奈さんと芹澤優さん。
久々にふたりの掛け合いを聞くことができるのが、猫好きに大注目されているアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット(以下、ニャイリビ)』。猫に触れた人間を猫に変えてしまうウィルスにより、全世界で“ニャンデミック”が発生。人々は猫にモフられ、次々と猫になっていく……という異色のストーリー。

そんな『ニャイリビ』で、兄が経営する猫カフェで店員として働くカオル(猫が大好き!)を演じる上田麗奈さん。芹澤優さんは、カオルの同級生で猫が大好きだが猫アレルギーのツツミ(こちらも猫が大好き!)を演じます。


上田さんと芹澤さんの共通点は、猫好きで猫を飼っていること! そんなおふたりに本作の“猫好き”ならではの見どころをお聞きしました。
さらに、おふたりの猫への愛を叫んでもらうべく、ネコちゃんの名前の由来からうちの子の好きな部位、そして自分が猫になって愛猫としゃべれたら聞きたいことなど、猫愛あふれる8つの質問も!
猫愛や猫ファーストなところに思わず「わかる!」
――猫好きの間ではアニメ化前から話題となっていた本作、おふたりとの『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』の出会いを教えてください。
上田麗奈(以下、上田):
オーディションのときに作品を知って、当時発売されていた4巻まで読ませていただきました。まず、画力が高すぎるところに衝撃を受けたのですが、絵柄はこんなにシリアスなのに、内容はコミカルでかわいらしくて、ギャップに脳をバグらせながら読みました。
とくにクナギさんの表情は、頭の中がかわいいネコちゃんだらけになっているとは想像もできないような真面目な顔で描かれているので、個性的でほかにはない作品ですよね。
ハードとキュートが合わさって、とてもコミカルな世界観に仕上がっている印象もあって。ゾンビ映画のように逃げ惑う市民にヒリつきを感じつつも、この作品の世界の住人たちはみんなネコちゃんが大好きなので、猫愛や猫ファーストなところに「わかるよ~」となりつつも、思わず笑ってしまったり。「わかる」となるあたり、自分も相当猫好きなんだなと改めて自覚したりもしました(笑)。
芹澤優(以下、芹澤):
私もオーディションを受ける際に原作の漫画を読ませていただいたのですが、本当に海外の映画やドラマのような絵柄で、ゾンビ映画のような迫力に驚きつつも、なぜか全然怖くない……。
ゾンビになるのは怖いですが、自分が猫になると思うと、怖いけど怖くないんですよね(笑)。恐怖はあるんですけど、猫になるなら「まあいいかな……」みたいなせめぎ合いがあって面白いし、海外ドラマのような屈強な男性陣が猫にメロメロになっている姿も面白くて、新しいジャンルの作品を読ませてもらったなと楽しんで拝読しました。

カオルへは「もっと元気に」、ツツミには「もっといじめられっ子で」のディレクション
――上田さんが演じるカオルについて教えてください。
上田:
兄のガク(CV:竹内良太)が経営する猫カフェ「メゴコロ・ネコメ」で店員として働いている高校生のカオル。水中雅章さん演じるクナギさんからは、厳しい物言いは相手を思っての愛情の裏返しと言われています。毎日猫1匹1匹の体調や機嫌を気遣う、責任と思いやりのある女の子です。
序盤で行き倒れていたクナギさんを拾うところも、正義感の強さの表れなんじゃないかな。ただ拾ってくるだけでなく、ちゃんと面倒を見ているところは責任感の強さも感じられます。記憶喪失のクナギさんが、仕事の面でもプライベートの面でも困らずにやっていけるよう、仕事の進み具合をチェックしたり、次は何をするか伝えたり、勉強面でも先生のようにドリルの確認をしたりと世話を焼いているところもカオルの性格がよく現れていると思います。
ツツミに対しても、困っているところを助けようと動ける人なんだなって。散らばっているプリントを一緒に拾ったり、木登りをしているところで足を止めて声をかけたり。そういうところも素敵だなと思うし、人に厳しく注意できるところも彼女の優しさの表れなのではないかと感じます。あえて厳しくするのも、相手を思ってのこと。強さと頼もしさを持ち合わせているだけでなく、しっかりとした優しさもあるカッコイイ女の子ですね。
――音響監督も務める三池崇史総監督からのディレクションで、印象に残っていることはありますか?
上田:
一番最初に「もっと元気に」というディレクションをいただきました。彼女は裏にある優しさやお人よしなところを表に出すよりも、強さや頼もしさを表に出して生きている人なんだろうなとそのときに感じて。クールな表情も多いのですが、声のほうはもう少し感情豊かに表現したほうがいいかなというのも、「もっと元気に」というディレクションから想像して意識した部分です。
最初のうちは“戦士感”を薄くしたいと言われていたので、普通の女の子としてネコちゃんをかいくぐって逃げていく感じも意識しました。徐々に戦いに慣れていくうちに“戦士感”は出てくると思います。カオルはツンデレっぽい要素もあるので、ネコちゃんみたいな人だなと思って演じています。

――芹澤さんが演じるツツミについても教えてください。
芹澤:
私が演じるツツミは、カオルと同じ高校に通う猫が大好きだけど大の猫アレルギーな女の子です。学校でカオルに出会う前はいじめられていて、その理由は明確には出てこないんですけど、内気で自分の思いをまっすぐ出しづらい子という部分が関係しているのかも……。
でも、ひとりでモノローグをしているときはとても楽しそうで、ツツミ自身の思いがいろいろ語られたりもして。カオルに助けてもらったあとは明るい面も見られて、本人は感情豊かだし、海外映画やアクションモノが好きでと個性的な部分もあります。途中からの参戦になりますが、ツツミの猫アレルギーが作品のキーにもなってくるので、今後重要なキャラクターになってくると思います。
――ツツミに関しても、ディレクションで印象に残っていることや意識していることはありますか?
芹澤:
オーディションのときはわりと明るく演じていたのですが、アフレコの初回では「もっといじめられっ子で」と言われました。たしかにツツミって「えっと」「カ、カオルン」みたいな一度詰まってしゃべり始める台詞が多くて。そこから、まだカオルに心を開き切れていない様子や、まっすぐ言葉が出せない感じも意識するようになりました。
――カオルとツツミとして掛け合いをされて、お互いのお芝居についてどんな印象を抱きましたか?
上田:
芹澤さんはこう話そうと決めたわけではなく、そのとき感じたことや、ふっと出てきた気持ちを大切に台詞を言っているイメージがあって。テスト、本番、リテイクと何回か台詞を聞いているときでも同じ台詞で違うニュアンスや言い方になることもある気がしたんです。でも、ツツミとしての軸はぶれていなくて、理解力と表現力の自由度の高さがあって聞いていて楽しいし、納得しながらツツミを見られる役者さんだなと思っていて。
だから、カオルとツツミとして掛け合いをしているときもやりやすかったです。私もテストと本番で同じお芝居にならないことのほうが多いタイプなので、それがよく働くときもあれば、悩みに変わる場面もあって。芹澤さんのツツミがそのときどきで受けてくれたり、合わせてくれたりしたのがありがたかったです。
芹澤:
ええ~!? 私のほうが引っ張ってもらっている気でいましたよ!?
上田:
え、本当!?
芹澤:
キャラクターとしても、引っ張ってくれるカオルンにツツミは一生懸命ついて行く感じなので……。お芝居でもカオルの言葉って重みがあるというか、説得力があるんですよね。さっきお話した「責任感」じゃないですが、理由があってこそ言葉を伝えてくれるから、カオルの台詞をちゃんと聞いていれば、ツツミとしてのお芝居が出てくるはずだと信じて乗っかっていける雰囲気は麗奈さんから感じていました。
麗奈とはデビューが同時期で昔は共演することも多かったのですが、最近はなかなか掛け合いができるチャンスがなかったので。昔から麗奈のお芝居が大好きなので、一緒にお芝居をしてそんなふうに思ってくれていたら嬉しくなっちゃいます。私が麗奈のお芝居に乗っかっていた気でいたので……。
上田:
私も芹澤さんのお芝居に乗っかっている気でいた(笑)。
芹澤:
乗っかり合ってた!?
上田:
そうかも(笑)。そんな風に言ってもらえて嬉しいし、感謝しかないです。お互いに昔から知っているけれど、会うたびに変わっているんですよね。悩んでいることも知っているし、悩みから解放されたことも知っているからこそ、成長や変化を身近に感じられて。尊敬する役者さんです。
芹澤:
こちらこそすぎる……! 麗奈がどんどん先を歩いていくから、頑張って追いかけている感じだよ!

猫のリアルなかわいさはもちろん、人間の猫愛にも注目!
――公式サイトのキャラクター紹介では、おふたりが飼われているネコちゃんの写真もお披露目されていました。
上田:
キャスト発表のときも、先に役名と飼ってるネコちゃんたちの写真と名前が出て、本人の名前はあとから発表する方式で……。
芹澤:
そうそう! 斬新でした!
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— ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット(ニャイリビ)【公式】|順次好評放送・配信中 (@nyailivi) February 20, 2025
猫の日まであと2日!
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カオル役は『しいちゃん』『こたちゃん』の飼い主さん🐈
【📢2月22日 #猫の日 00:00集合🐾】
🔗:https://t.co/wmUKHouacT#ニャイリビ pic.twitter.com/C5C3fxCHqz
╭┉┅┅┄🐈⬛🐾┄┅┅┉╮
— ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット(ニャイリビ)【公式】|順次好評放送・配信中 (@nyailivi) February 18, 2025
猫の日まであと4日!
╰┉┅┅┄┈┈┄┄┅┅┉╯
ツツミ役は『むーくん』『るーちゃん』の飼い主さん🐈
【📢2月22日 #猫の日 00:00集合🐾】
🔗:https://t.co/wmUKHouacT
2月22日は #猫の日#ニャイリビ pic.twitter.com/7oPAxk5yhN
――第1話から「入れて入れてサイン」や「猫バンバン」などの「猫あるある」が満載ですが、おふたりがとくに共感したシーンやリアルだなと思ったシーンを教えてください。
上田:
たくさんあります! 元々原作の漫画でも猫がとてもリアルに描かれているのですが、アニメ化してネコちゃんを動かすとなったときに「どのくらい動くんだろう?」と思ったんです。画面のいたるところに常に猫がいるので、作画の作業量を考えて「大丈夫かな?」とか勝手に心配していたんです(笑)。
完成した映像を見たら、ネコちゃん1匹1匹がそれぞれ違う動きをしているし、ちゃんとその子の性格やそのときの機嫌が分かるように描かれているんです。「ご飯だよ」と呼んで猫たちが駆け寄ってくるシーンも、すぐに駆けてくる子もいれば、ゆっくりくる子もいて「この子はご飯が好きなんだろうな」って見ていて感じられるんです。1つのカット内でも、ちゃんとネコちゃんごとに違いが出ているのがリアルで感動しました。
芹澤:
そのネコちゃんも、それぞれ声が違うんですよね。どうやらリアルなネコちゃんの声を使っているらしくて……。私たちにも「猫の声募集」の声がかかりました。
上田:
あった! もしかしたらどこかのシーンで声が流れるかも……。
芹澤:
まだ見つけられていないのですが、もしかしたら本編のネコちゃんの声に使われているかもしれません。
上田:
その声も、猫ってこんなに表情豊かな声をしているんだというのを猫好きな方は「分かる分かる」となると思いますし、猫とあまり接点がない方にも「猫ってこんな風なんだ」と思える要素が詰まっていると思います。
芹澤:
猫と生活したことがない方は「猫はツンデレ」みたいなよく言われる性格を想像されると思うんですけど、本当に個体によって全然性格が違うんですよ。
すぐにすり寄ってくる子もいれば、まったく遊ぶ気がない子もいて、その日の機嫌もあるし、そういうのがしっかり描かれています。
芹澤:
猫側にもしっかり物語があって、1匹1匹そこに至るまでの人生があることが感じられたのがリアルだし面白かったです。

――いよいよ放送開始となる、アニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』の楽しみかたや、おふたりがお気に入りの猫シーンを教えてください。
上田:
お気に入りの猫シーンは、狭い穴から出てくるところ。原作でもとても好きなシーンだったのですが、アニメの動きもめちゃめちゃリアルで! 「猫は液体」だって改めて思いました。
うちにも猫が2匹いるんですけど、上の子がぷくぷくしているので、ソファの下やタンスの下から出てくるときに、ちょっと苦しそうにしているんですよ。その頑張って出てきている感じとそっくりで「猫は液体」のシーンはうちの子を思い出す印象深いシーンでした。
あとは、タニシさんが猫になったあとのゴロ寝! 一番好きなシーンで、原作で出てきたときも最大の“泣きポイント”だと思いました。
芹澤:
猫になっても、自分たちを信頼してお腹を見せてくれるタニシさん……。
上田:
でも触れると猫になってしまうから、逃げなくてはいけない……。私がタニシさんのそばにいたら、離れられなかったと思います。
芹澤:
つれて行きたくなっちゃうよね……。
上田:
悲しすぎる……。あの「ゴロン」からの「ニコッ」と、台詞も含めて全部がかわいくて、大好きなシーンです。
芹澤:
私の好きなシーンもタニシさん関連なんですけど、車の前に猫がいてそれを避けるためにハンドルをきって車が横転、愛車をダメにしてしまうシーン。車は建物にぶつかっているし、人間も大惨事なんですけど、それを見ている猫の表情がまた……! なんか猫のために人間が必死になっていても、猫のほうは「へー何してんの?」みたいな興味なさそうにこっちを見ていることがけっこうあるんですよ。
一度、自分が出かけるときに猫の準備をしたか心配になって、自宅まで走って帰ったことがあって。「(ドアバン!)大丈夫!?」みたいに家に駆けこんだら、猫の方は「え? なんかあったん?(ペロペロ)」という感じで「お前何でそんな焦ってんの?」みたいな目で見てくるんですよ。
あのニャンデミックの世界で車って命綱じゃないですか。それをダメにしても、猫を傷つけるわけにはいかないというタニシさんたちの想いに対して、のんきな猫の集会という絵面のギャップがかわいかったです!

上田:
ネコちゃんの動きや鳴き声のリアルさはもちろんかわいくてお気に入りなのですが、人間たちの“猫愛”が見られるのが魅力だと思います。恐怖と歓喜が入り混じる叫び声ひとつとっても、収録でとてもこだわって録っているので、メインキャラでも1話限りのゲストキャラでも関係なく、等しくひとつひとつの台詞に猫愛が感じられるディレクションを三池(崇史)総監督が丁寧にしてくださいました。
それぞれの猫愛のニュアンスは、各シーンで楽しんでもらえるかなと思います。猫を守るための行動や言葉のチョイスが秀逸なので、笑いどころではないのですが思わず笑ってしまうようなシーンも多いですし。原作はもちろんアニメもワードセンスが素晴らしいので、人間たちの行動にも注目していただきたいです。あとは、Cパートかな(笑)。
芹澤:
Cパートは私も思った!(笑) 本編ラストのCパートはためになる猫愛が満載なので『ニャイリビ』のアニメを全部見たら、猫に詳しくなるんじゃないかと思います。
猫の飼い方とか、気軽に飼っちゃダメだよとか、短いCパートのなかでさまざまな猫への学びがあるので、猫を飼っている人は「そうなんだよな~」と思うし、飼っていない人は「こういうことにも気を付けなきゃいけないのか」とすごく勉強になるCパートなので、見どころだと思います。
上田:
Cパートを見ていると癒されます。

上田さんと芹澤さんに、“うちの子”に関する8つの質問!
Q.1 本作の公式サイトで上田さんは「しいな」と「こたろう」、芹澤さんは「むく」と「るる」のお写真を公開されていますが、ネコちゃんの名前の由来を教えてください。
上田:
「こたろう」はちっちゃい虎みたいな見た目をしていたので、漢字を想像したときに「小」と「虎」が入るような名前にしようと思って名付けました。「しいな」はこたろうのことを「こた」と呼んでいたので、母音が「お」と「あ」ではない名前にしたほうが、ふたりが混乱しないかなと思って、母音をもとに名前を考えているときに、しいなの顔が「さしすせそ」っぽいなと思ったんです(笑)。
芹澤:
「さしすせそ」っぽい顔!(笑)
上田:
それで「し」か「す」がいいかなと思っていろいろな名前で呼んでみたんです。そのなかで一番しっくりきたのが「しいちゃん」だったので、じゃあ「し」を頭にした名前で姓名判断をしてみて……。
芹澤:
姓名判断! すごい~!
上田:
動物病院とかだと「上田こたろうちゃん」って名字とセットで呼ばれることが多いので、上田と合わせて「し」から始まる名前で運勢のいい名前をつけようと調べて決めました。

芹澤:
うちの「むく」は今はしっかりグレーの色が出てるんですけど、飼い始めた頃はグレーが薄くて白っぽい印象だったんです。目の色も今はグリーンなんですけど、赤ちゃんのときは薄いグレーやブルーみたいな色で……小さい頃にそういう目の色をしていることは多いらしいんですけど。それで、白くて無垢な感じから「むく」と名付けました。
上田:
白無垢の「むく」なんだね!
芹澤:
そうなの。漢字で書くとちょっと固いからひらがなにしました。「るる」は上から見ると、ちょうど羽みたいに背中の左右に茶色のまだら模様があるんです。それが天使の羽根みたいだったので、天使っぽい名前がいいなと思って。「るる」なら、「むく」と合わせてリトルツインスターズのキキ&ララみたいだし、妖精っぽさもあるなと思ったんです。
「loulou(ルル)」ってフランス語で「かわいい子」「愛しい子」みたいな意味があるそうなので、素敵だな~と思ってるるちゃんの名前が決まりました。
Q.2 おふたりのおうちのネコちゃんとの出会いを教えてください。
上田:
こたろうを連れて帰ろうと思ったのは、人間に対してすごく好奇心が旺盛で、抱っこをさせてもらったときに私によじ登ってきて顔の匂いをかいできたんです。それに、キラキラとした目で見つめてきて……私は動物と暮らすのが初めてだったので、これくらい人間に興味を持ってくれて怖がらない子だったら、お互いにストレスなく暮らせるのかなと思ってうちの子になってもらいましました。
しいなは初めて会ったときにめちゃめちゃ具合悪そうにしていたので、それを見て「連れて帰ろう!」となって。案の定すぐに入院になったので、連れて来てよかったと思いました。
芹澤:
私はずっと前からネコちゃんを飼いたいなと思っていたのですが、数年前のコロナ禍でおうちにいる時間があるときに、散歩中にたまたま見つけた近所のペットショップでむくちゃんに出会いました。目が合って「めちゃめちゃかわいい!」と一目惚れしてしまって、その日のうちにお迎えしました(笑)。
るるちゃんはそのあとにお迎えしたんですけど、むくがコロナ禍に飼い始めたので誰かがいるほうが好きみたいで……。仕事で出かけることが増えて、前ほどおうちにいられなくなったときにひとりだと心細いんじゃないかと思って。1歳半までに飼うと仲良くなりやすいというのと、男の子と女の子のペアのほうが仲良くなりやすいというのを見て、できるだけ仲良くなってくれたらいいなと思ってブリーダーさんにもいろいろ相談したんです。そのなかで、るるちゃんは他の猫ともよく遊ぶし、猫が好きみたいだからお兄ちゃんのむくとも仲良くできると思いますとすすめられてお迎えしました。

Q.3 「うちの子かわいい!」と思う瞬間を教えてください。
上田:
いっぱいあるんですけど、ふたりとも同じタイミングで同じようなことをして「かわいい」と思うのが、私がベッドで横になっているときに私の左側に来て、左腕を枕に添い寝をするときかな。左の二の腕をふみふみしてくるんですよ。
芹澤:
いいな~かわいい!
上田:
爪が長いときとか本当に痛いんですけど、かわいいなって思っちゃうんですよね……。
芹澤:
うちは妹のるるちゃんのほうが自我が強くて。遠くで「にゃー」と鳴き声がすると、基本的にすぐ「どうしたの?」って迎えに行くんです。でもときどき聞こえないふりをすると、少し近くにきてもう一度「にゃー」って鳴くんです。それでも「聞こえないよ」って顔をしているとどんどん近寄ってきて、最終的に膝に乗ってきて。
上田:
かわいい~!
芹澤:
それでも「聞こえないよ」とそっぽを向いていると、最後に肩まで来ます(笑)。昨日もそれやったんですけど「何で気づかないの?」みたいな感じでどんどん近寄ってくるのがめちゃくちゃかわいいです。ひとしきり遊んで肩まできたときに「ごめんね~」ってわしわしすると「触りすぎ!」みたいな顔をされます(笑)。
るるは甘え上手なのでそうやってぐいぐい来るんですけど、むくちゃんの甘え方はすごく地味(笑)。しっぽをぺしっと私に当てるくらいかな……行動がめっちゃ地味なんです。私がストレッチをしていると、足の端っこに自分の前足がそっと重なっている……とか。
上田:
ささいなアピールかわいい~!

Q.4 「うちの子天才!」と思う瞬間を教えてください。
上田:
こたろうは食いしん坊なので、腹時計が正確すぎてびっくりします(笑)。食いしん坊すぎて、1回であげたご飯を全部食べようとしちゃうから、1日分のご飯を6回に分けてあげています。ただ、自動でエサが出てくる機械だと、自分でそれを倒して勝手に食べてしまうので、その都度手であげるか、1個1個タイマーでふたが開くものを使っています。
でもそのふたが開く時間を正確に把握していて……。ご飯の時間になると、私の目の前に来てじっと見つめてくるか、ご飯のあるところで待機しながら「ぴゃっ!」と鳴いて待つか、思いつく限りのいたずらをするか……食い意地の張った天才です(笑)。
しいちゃんは甘え上手なんですけど、今どうやって甘えたいのかをちゃんと示してくれるのが天才かなって思います。ベッドで添い寝をしたいときは、決まった導線で私を呼んで「ちゃんと付いてきてる?」と振り返って確認しながら誘われます。しいちゃんは「ヘソ天」(お腹を天井に向けて寝るポーズ)もよくするんですけど、お腹にブラシをかけられるのも大好きで……。
芹澤:
珍しい~!
上田:
そうなんです。甘えたいときに目の前で「ぷるるん」って鳴きながらヘソ天をして私のほうをじっと見つめてきます。その目が「どうぞ」って言ってるんですよ(笑)。
芹澤:
うちはエサを朝と夜であげてるんですけど、朝は私が起きるまで噛むというのが基本になってしまって……。朝5時くらいからむくに噛まれ続けていて、エサをあげるまで決して許してもらえません(笑)。
上田:
あははは!(笑)
芹澤:
それで朝5時に起きるのがつらすぎて、朝はエサやり機になりました(笑)。ただ、今むくとるるで食べるエサを変えていて。なのでエサやり機は2台置いていて「むーちゃんご飯だよ~」と「るるちゃんご飯だよ~」という声がするように設定しています。こたろうくんとしいなちゃんの名前の由来じゃないですが、どちらも母音が「う」で似た感じの呼び方なのに、ちゃんと呼ばれたとおり自分のエサが入っているほうに行くんですよ。
たまにちゃんと食べられているか心配になって、明け方にこっそり見たりするんですけど、むーちゃんはむくのご飯のほうを食べているし、るるちゃんはちゃんとるるのご飯を食べていて。それはめっちゃ賢いと思います。ただ、むくのほうが食べるのが早いので自分の分をぱーっと食べて、るるのご飯を食べたがっていることもあります。
上田:
ちゃんとお名前の聞き分けができるの、天才!

Q.5 ネコちゃんの部位で一番好きな場所は?
上田:
え、選べない……!
芹澤:
難しすぎる……! うーん、私はお尻かな。歩いているときのお尻が大好きで。品のある曲線を描きながら歩くじゃないですか。走っているときのプリプリ感も大好きです! あとブラッシングをしているときの、お尻の毛が一生抜け続ける感じも好きですね。
上田:
たしかに、お尻の毛は永遠になくならないね(笑)。こたろうの好きな部位は「ウィスカーパッド」(ヒゲが生えている部分)かな。甘えるときは微妙に表情が変わるので、口元もいつもと違う感じに見えるんです。いつもよりぷにっとして見える気がして……錯覚かもしれないんですけど(笑)。下からのアングルのウィスカーパッドがきゅっと掴みたくなるくらいかわいいです。
しいちゃんは、ぷよぷよのお腹。胸毛を掻き分けた先にある胸板とわきが温かくていい匂いがするし「好き……!」ってなります。
Q.6 マジであり得ないことをされたけど猫だから許したエピソードはありますか?
芹澤:
うちのるるちゃんは、かまってほしすぎる気持ちが溜まると粗相をするというのがあって……。ストレス解消なのか、私へのあてつけなのか分からないんですけど、クリスマスの朝に私の腰元で寝ている間に粗相を……。
そうやって私におしっこをかけることがけっこう多くて、るるちゃんからのクリスマスプレゼントを朝から掃除しました。たしかに年末は忙しかったので、そんなに遊んであげてなかったかな……ごめんって許しちゃいました。
上田:
こたろうとしいなで全然違う療養食を食べていて、療養食なのでほかの子のものを食べたりしないようにしたいのですが、こたろうが食いしん坊すぎてしいなの分も食べてしまうことがあって……。その予防で、マイクロチップに反応してしいなが来たときにだけふたが開くエサやり機を使っているんですけど、それでも横から割り込んで、ふたが閉まるまで人のご飯を食べ続ける! みたいな。
本当はよくないと分かってるんですけど、ダメだよって言うんですけど、やっぱり猫だからどうしようもなくて許しちゃいますね。

Q.7 公式サイトでは、おふたりとも「ニャンデミックが起きたら潔く猫になる」という回答をされていましたが、猫になって飼い猫とおしゃべりできるようになったら話してみたいことは?
上田:
まずは「出会ってくれてありがとう」かな。体調が悪いとか、もっとこうしてほしいとか要望があったら何でも言ってほしいと伝えたいです。私も猫になってしまっていると対応できるかわからないんですけど、何でも言ってほしいです。私との生活をもっとよくしていくために、こたろうとしいなの言いたいことを全部聞きたいです。
芹澤:
「ママ(自分)より長生きしてね」と伝えたいです。でも同じ日にみんなで天国に行きたいし、天国でも仲良くしてほしい。そして、生まれ変わってもうちの猫になってほしいです!
Q.8 ご自身が猫好きだなと思う瞬間は?
上田:
うちの子以外のネコちゃんを見かけたり、出先でネコちゃんに出会ったときに、猫を飼う前より今のほうが「猫かわいいな」と思う気持ちが強くなった気がします。うちの子たちのおかげで、本当にネコちゃんのことが大好きになったんだなと、猫を見るたびに感じますね。うちの子が一番かわいいと思うんですけど!(笑)
芹澤:
楽しいときも苦しいときも一緒にいることで、救われる気がしています。家に帰っても、猫がいることで「ひとりじゃない」という喜びを感じられるので、良いときも悪いときも一緒に生きていけることが何よりも嬉しいですね。

(撮影:小川遼)
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・本キャンペーンに参加したこと、またできなかったことから生じるお客様の損害に関して、当社及びX社は一切責任を負いませんので予めご了承下さい。
・本キャンペーンはX社が運営・提供・協賛するものではありません。
Program overview

TVアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』
■放送情報
7月7日からテレ東・BSテレ東・アニマックスほかにて順次放送
■配信情報
7月6日(日)23時00分からABEMAプレミアムにて地上波1日先行配信
7月8日(火)21時00分からABEMAにて無料放送(放送終了後、1週間見逃し配信)
各種配信サービスにて7月10日(木)0時00分から順次配信
■スタッフ
原作:ホークマン/メカルーツ 「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」(マッグガーデン「月刊コミックガーデン」「マグコミ」連載)
総監督:三池崇史
監督:神谷智大
シリーズ構成:入江信吾
キャラクターデザイン:牧 孝雄
音楽:遠藤浩二
オープニングテーマ:「CAT CITY」THE YELLOW MONKEY
エンディングテーマ:「Matatabi」WANIMA
アニメーション制作:OLM
企画・プロデュース:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/スロウカーブ
製作:ニャイリビ製作委員会
■キャスト
クナギ:水中雅章
カオル:上田麗奈
アラタ:川島零士
ツツミ:芹澤 優
レン:木村 昴
マサキ:中島ヨシキ
タニシ:安元洋貴
ガク:竹内良太
グランマ:宮寺智子
ケイスケ:興津和幸
スオウ:種﨑敦美
ミツル:鶴岡 聡
コウジ:中 博史
ガンスリンガー:森川智之
ラストサムライ:???
翻訳機:玄田哲章
ナレーション:千葉 繁
■WEB
TVアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』公式サイト:https://nyailivi.com
公式X(旧Twitter):@nyailivi(https://x.com/nyailivi)
公式TikTok:@nyailivi(https://www.tiktok.com/@nyailivi)
©ホークマン・メカルーツ/マッグガーデン/ニャイリビ製作委員会
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