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【③管理部】『ブレイクマイケース』未履修のオタクが沼に足を踏み入れてみたら、ビジュ120点のキャラたちが最高だった…

2024年にnumanが行ったランキング「読者が選ぶ、2024年登場で特にやり込んだゲームTOP10」で堂々の1位を獲得。さらには2025年5月にリリース1周年を迎え、まさに今熱い話題のアプリゲームが『ブレイクマイケース(以下、ブレマイ)』です。

見た目、設定、セリフの温度感――あまりにも“わかっている”キャラが多すぎる! ということで、『ブレマイ』プロローグまでをプレイし終えた“ほぼ未履修”な筆者が感じた各キャラクターの“沼ポイント”を、全6本に分けて全力でお届け。

今回は、「管理部」メンバーの3人についてご紹介します!

>>前回の「②交際部編」はこちら

>>『ブレマイ』特集記事の一覧はこちら


「管理部」メンバーの沼ポイントを紹介

部署名からして、おそらくAporia(『ブレマイ』の舞台であるカフェバー兼代行屋)の管理面をもろもろ任されているであろう「管理部」の皆さん。とてもしっかりしていそうです。

以前紹介した「本部」はリーダーと補佐によるツートップ体制でしたが、こちらの部署はどうなのでしょうか? 見た目から察するに、左から有能(実務)・有能(IT)・有能(人心掌握)のトリプル有能チームなのでしょうか。さっそく、プロフィールを見ていきましょう!

槻本大河(つきもと・たいが)CV: 熊谷健太郎 
にじみ出る“オカン感”の裏に、シリアスな過去あり?

しっかりしていそう・真面目そうを絵に描いたような槻本大河さん。

公式サイトより

キリッとした眉毛から意思の強さを感じつつ、固く結ばれたくちびるがなんとも意味深なビジュアルです。不満とも少し違う、満たされない“なにか”への渇望なのか、諦観なのか……。単に頑固や堅物(かたぶつ)という感じではなく、なんだか孤独の香りが漂っていて、筆者の心の中の老女が「この子の世話を見てあげないとねぇ」とささやいてきます。

と、お顔だけを拝見して勝手にソワソワしていたのですが、サンプルボイスのセリフとCV:熊谷健太郎さんの強くもまろやかなお声のマリアージュの結果、見た目どおりに本当にめちゃくちゃしっかりしているお兄さん……いや、オカンであることが判明! 

ぶっきらぼうな雰囲気も感じていたのですが、ものすごく丁寧に話してくださる。「こちらこそ貴重なお時間をいただきありがとうございます」というサンプルボイス01の槻本さんのセリフには、背筋を正したリアル社会人オーナー代理(※オーナー代理=プレイヤーの総称)も少なくないはずです。

プロローグをのぞいてみると、予想通りオカン全開で、口角が変な角度で上がってしまいました。思わず「オカンかよ」と画面に向かってツッコミを入れたら、彼にお世話されている、同じく管理部の壱川春日(いちかわ・はるひ)さんも「オカンかよ」とツッコんでいて……。

そこに「お前みたいな子ども、産んだ覚えはない」と返すものだから、二段構えでニヤつくほかありませんでした。

壱川さんとの会話は、まぎれもないオカンと息子で、仕事の会話をするところが想像できない。絶対仕事ができる人なのに、プロローグ時点ではオカン要素が強すぎて、「早くストーリーを進めて管理部での仕事モードも拝まなきゃ」という気持ちにさせてもらいました。

そんな槻本さん、「出自(しゅつじ)を疎む」という気になりすぎる一文がキャッチコピーに添えられています。あまりにもハマる未来が見えたので、思わず薄目でその一文を読み飛ばしたのですが、家庭環境に難あり&母性あふれるオカンの組み合わせは……。めちゃ重な予感に、筆者の中に眠るシリアス大好物な人格がアップを始めました。

壱川春日(いちかわ・はるひ)CV:小松昌平 
槻本との親子な関係性と、配信者としての裏の顔にグッとくる…

生真面目ビジュアルな槻本さんとは対照的なのが、壱川春日さん。

パステルイエローにグリーンのグラデーションがかかった派手髪と、首元のヘッドホンから漂う「イマドキの若者感」は、『ブレマイ』の中でもトップなのではないでしょうか。髪色と同じ黄色と緑の瞳が、なんだか猫っぽくて儚げ。スポーティーでカラフルなファッション、堅いイメージがあるほかの管理部メンバーとのギャップもいいですね。

前述のとおり、プロローグでの親子みたいな会話があまりに良すぎた槻本さんと壱川さん。こういう丁寧な関係性の描写が随所に見られるのが本当に良いですね、『ブレマイ』。

お風呂に入りなさいと言われた壱川さんの「うるさいなぁ」的な態度と、悪態はつきながらもちゃんとオカンの言うことを聞いて風呂に向かう姿に、声にならない声で悶えました。

壱川さんが「湯船に浸かりたい」と言ったからお湯を張ってくれる槻本さんと、槻本さんの小言にブツクサ言いながらも従う姿。表面的には仲良しではないけども、ある意味親子のように本音で接しあえるわけですから、信頼関係という意味ではすごく強い気がします。

こんなに親子な会話をしているのに、実年齢は槻本さんが28歳、壱川さんが26歳と2歳差。想像以上に年齢差がないところも、グッとくるポイントですね。

あと、管理部が共同生活をしている家(メンバーは「ハウス」と呼んでいます)で飼われている猫の「おこげ」ちゃんへの壱川さんのほほえみがあまりに優しくて。「えぇ! そんな表情見せてくれるの!?」と、しばらくその画面を眺めていたことを自白します。

首元のヘッドフォンやスポーティーなファッションから察するに、ゲーム好きでアクティブな方なのかと思っていたら、実は「虚弱体質で日光にあたるのはNG」だそう。しかも単なるゲーム好きではなく、人気配信者demuとしての顔も持つ壱川さん

プロローグではdemuとしての姿は登場しませんが、サンプルボイス03ではdemuとしてのボイスを聴けます。気だるげな普段の様子と違って、ハツラツと軽快なトークを繰り広げていて(!?)。このスイッチを切り替える瞬間を見てしまったら……あとには戻れないくらい、沼ってしまうのだろうなとドキドキしました。

隠岐谷 誓(おきや・せい)CV:中澤まさとも 
裏ボスかと思いきや実は優しい? 魔性の魅力にハマりそう

ラストは隠岐谷 誓さん。

正直な第一印象は「裏ボス!?」でした。いや、この笑顔ですよ。警戒しないわけがないんです。こちら側が心に踏み込むことを許してくれないタイプのお顔の造形をされていらっしゃる。プロフィールにも「胡散臭い」と書かれているので、かなり要注意人物なんじゃないかと、勝手に警戒しています。

掴みどころがないので、管理部メンバーにもどう接しているのかいまいち想像できない。どうやら、「ハウス」で一緒に暮らしている槻本さんと壱川さんのやり取りを眺めているのが好きらしいのですが、自分はそこには入っていくわけではない。彼らを眺めることで、いったい何を得ているというのか……。

プロフィールによると「かわいそうな人間への歪んだ慈愛に満ちており、槻本と壱川のことを愛している」とのこと。

かなり不穏なことが書かれているのですが、「実は不老不死で、人間のかわいそうな生き様を数千年にもわたって収集している」とかじゃなければいいなと思います。『ブレマイ』はリアルな世界観を描く作品なだけに、唐突なSF要素は入ってこないと思うのですが、そんなトンデモ設定を疑いたくなるくらい、隠岐谷さんの笑顔が怖いです……。だが、それが良い!

ストーリーをもっと先まで履修したら、隠岐谷さんの本質に触れることができるのかもしれない。彼が同居人の2人(槻本と壱川)を眺めて「ふふ」と微笑む時、その胸にどんな思いがあるのか。分かる日が来るまで追いかけたい。……と、ここまで思考を進めて、隠岐谷さんの魔性の魅力にすっかりハマっていることに気が付きました。

管理部は、全員がひとつ屋根の下で暮らしている「共同体」感も魅力。お互いの心の傷を補いあっているのだとしたら、めちゃくちゃ尊い! 謎めいて見える隠岐谷さんも、なにか思うところがあって彼らと生活しているのだと思うと、怪しそうに見えて実は優しい人なのかも。どっちに転んでもおいしい!

関係性が家族に近いものを感じる部署だけに、ストーリーでその関係性がどう変化して、どう絡まるのか。謎めいた隠岐谷さんの動向もあわせて、この先の展開が気になって仕方ありません!

>>次回は「強行部」メンバー4人を紹介!

(執筆:双海しお)


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