『ブレイクマイケース』中澤まさとも&神里優希特別対談「隠岐谷は絶対に黒幕だと思った!」同役を演じる2人が感じたシンパシー
2026年5月にリリース2周年を迎えるcolyのアプリゲーム『ブレイクマイケース(以下、ブレマイ)』。numanでは2周年および舞台化を記念して、特別対談企画を実施しています。
第2弾となる今回は、アプリ版で隠岐谷 誓(おきや・せい)役を務める中澤 まさともさんと、Groovy Stage「ブレイクマイケース」(舞台「ブレマイ」)で同役を演じる神里優希さんによる、メディア初となるクロストークをお届けします!
実は以前も、別のお仕事を通して交流があったというお二人。『ブレマイ』で同じキャラクターを演じることを知ったときは運命的なご縁を感じたとのことですが、今回の対談についても「まさかこのようなかたちで対談できるとは!」と思ったそう。
そんなご縁で繋がったお二人の対談を、前後編の2本立てでお届け。前編となる今回は、作品やキャラクターへの第一印象、そして「立体感が半端ない!」と中澤さんが絶賛した舞台版の感想When役作りのこだわりについて、たっぷりと語っていただきました。

(撮影:上野留加、中澤さんヘアメイク:八巻明子、神里さんヘアメイク:山本みずき、スタイリング:本田雄己、取材・執筆:柴田捺美)
舞台化を知ったとき、「ついに来たか!」と思った
――おふたりは原作(アプリ版)と舞台版でそれぞれ隠岐谷 誓を演じられていますが、実は今日が初対面ではないそうですね。
神里優希(以下、神里):
そうなんです。実は、別の舞台作品で共演させていただいたことがあるんです。
中澤 まさとも(以下、中澤):
共演というか、間接的共演というか。直接的な絡みはなかったんですけど、同じ作品には出ていたんですよね。数年後に(その作品と)同じ劇団さんの周年公演があったのですが、僕は声で出演して、神里くんはゲストで出ていて。それで、打ち上げも含めて何度かお会いしたんです。まさか今回、こういうかたちで対談できるとは。
神里:
本当にびっくりしましたし、嬉しかったです!

――すでにご親交があったお二人が、『ブレマイ』をきっかけに再会されたのですね。では最初に、作品に触れたときの第一印象についてお伺いできますでしょうか。
神里:
僕はこの舞台出演が決まってから初めて『ブレマイ』に触れたのですが、登場人物それぞれの“個性が強い”というよりも、“深い個性”があるなと感じて。本当に世界観もキャラクターもすごくおしゃれだなというのが第一印象としてありました。
また、主人公として弥代(衣都)さんがいるものの、群像劇的な感じでそれぞれのストーリーもしっかりとある点が、すごく魅力的だなと思っています。
――中澤さんは以前のインタビューで「大人っぽい世界観が魅力」と仰っていましたが、神里さんも同じような感想を持たれたのですね。中澤さんは『ブレマイ』舞台化のお話を初めて耳にされたとき、どのような感想をお持ちになりましたか?
中澤:
「ついに来たか!」という感じでした。アプリが始まる段階ではまだそういう話もなかったんですけれども、舞台化したら面白いだろうなという期待がありましたね。
そんな中、1.5周年のときに「X分でわかるブレマイ」という企画があって、僕と舞台版キャストの方たちとコラボ動画を収録したんです。
そのときに舞台版キャストがすべて発表されているのを見て、「あ、優希くんだ!」って(笑)。奇遇にも同じキャラクターを演じると知ったとき、嬉しかったですね。
それに加えて、舞台「ブレマイ」の演出が田邊俊喜さんだったことも驚きで。以前、田邊さんが演出を手掛ける朗読劇に何本か出演させていただいていたので、「トシくんだ!」って思いました。
神里:
田邊さんは、めちゃくちゃ熱い方でしたね。お芝居に対して心情の深いところを求められるので、一緒に作品をつくっているという意識が特に強く感じました。ご自身がもともとプレイヤー(俳優)だったというのもあり、こちら側の気持ちも理解してくれますし、的確なアドバイスをいただけるので、すごくありがたかったです。

――中澤さんは劇場で舞台「ブレマイ」を観劇されたそうですが、いかがでしたか?
中澤:
とにかく、立体感が半端ないんですよ。我々がゲームの収録で見ているかたちだと、どうしても一画面での展開なので。それが舞台の形で立体化されると、こんなにも深さや鮮やかさが増すのだなと、感動しました。
とくに管理部の3人が暮らしている「ハウス」でのシーンは、「こういう部屋の構成で、みんなはここで寝ているんだな」みたいなリアルな生活も見えてきて。実際には少し簡略化されている部分もあったのかもしれませんが、あの空気感は映像や舞台じゃないと味わえないですね。キャラクターがいる世界が目の前にあるという感動は、ひとしおでした。

神里:
皆さんからも「ゲームをやっている感覚になった」という感想をいただきました。没入感をもって舞台を楽しんでくれた方も、けっこういらっしゃったみたいです。
中澤:
(舞台上にある)スクリーンの効果も、ゲームの画面を拡張させたような演出だったので、そこが余計に没入感を広げていたよね。神里くんの演じる隠岐谷も、本当によくここまで芝居に落とし込んでくれたなと感動しました。
神里:
ありがとうございます! でも、最初はだいぶ苦労しました。(演出の)田邊さんにもたくさんご指導いただいて、隠岐谷は結構難しい役だなって思いましたね。
隠岐谷への第一印象は「絶対黒幕でしょ?」で完全一致
――隠岐谷 誓というキャラクターについて、第一印象を教えてください。

神里:
第一印象はやっぱり「怪しい人」でした(笑)。何かしら裏がないと逆におかしいというか。
中澤:
僕も最初の収録で演じさせてもらったとき、割と自由にやらせてもらったんですけれども、やっぱりスタッフさんに「このキャラは何か重大な秘密を抱えているんですか? 実は黒幕ですか?」って聞いたりしました(笑)。
神里:
僕も、まったく同じ質問をしました!(笑)
公式プロフィールにも「かわいそうな人間への歪んだ慈愛に満ちている」って書いてあったので、今でも「絶対に何かあるな」と思っています。

中澤:
(笑)。僕自身も役作りの段階では、隠岐谷のキャラクターについて探りながら演じていました。でも、いざリリースされてプレイしてみると、「こんなに人間味がある人なんだな」というところを感じられて。
事件に関わっているのかどうかは分からないけれど、「Aporia(アポリア=物語の舞台となるカフェバー兼代行屋)」での日々は、あくまでも隠岐谷にとっての「生活」の一部なんですよね。だから、最初に隠岐谷 誓という人物を怪しく作りすぎてしまったので、その後に“日常感”を出すのが大変でした。
神里:
分かります。管理部が3人で過ごしている日常シーンが、一番難しいなって。怪しいキャラクターとして演じるのはいくらでもできる一方で、実は普通の会話をするのが一番難しいんですよね。キャラクターの個性を出したうえで、日常シーンを演じるのは少し大変でした。
ーー中澤さんは、最初にどのようなディレクションをいただいたのでしょうか?
中澤:
僕は収録を重ねながら、少しずつ役を詰めていきました。
原作の中で、「ハウス」のメンバーが集まって管理部ができるまでを描いたエピソードがあるのですが、そこを演じたとき、ようやく隠岐谷という人物の核を掴めた感覚があったんです。 彼自身、過去の経験を引きずっている一人なのですが、基本的には他者のことをちゃんと「愛おしい」と思える人なんですよね。
ただ、いざ自分のこととなると、ひどく客観的なってしまうというのかな。自分の身に起きている出来事すらも、まるで一歩引いて物語を読んでいるかのように「これはこの後に続く展開への伏線かもしれない」と捉えてしまうような、独特の視点を持っているのかなと解釈しています。
神里:
その話、舞台が終わる前に聞きたかったです……!

いつの間に“隠岐谷ゾーン”に巻き込まれていく
――隠岐谷の個人的な“推しポイント”はありますか?
神里:
独特な雰囲気をまとっているところですかね。舞台で隠岐谷を演じるとき、田邊さんから「すごくゆっくり話してほしい」という演出を受けました。でも、ただ単にゆっくり話すだけだと表面的なお芝居になってしまうので、「なぜ彼がゆっくり話すのか、その理由をよく考えてみて」と。
そこで、彼は翻訳家だから、頭に浮かんだ様々な言葉の中から最も適切なものを丁寧に選んでいるんじゃないかと考えました。その脳内の作業があるからこそ、ゆっくりと話すことに繋がっているんじゃないかと解釈して演じていたんです。気づいたらいつの間にか、相手が“隠岐谷ゾーン”に巻き込まれていくようなイメージですね。
中澤:
確かに、彼がゆっくりと話すのにはそういう理由がありそうだね。
僕自身は、人に注目させるテクニックの一つである「緩急」なのかなと思っていたのですが、相手に言って聞かせたり、受け止めたりするための雰囲気作りという側面もあるのかもしれないですね。

――プロフィールにある「かわいそうな人間への歪んだ慈愛に満ちている」という部分は、どのようにお芝居に落とし込みましたか?
中澤:
その「慈愛」という部分も、彼自身が出来事をある種の“物語”として受け止めているからこそ生まれる感情なのかなと。目の前で起きている出来事を理解しつつも、そこに一つの物語を思い描くと言いますか、俯瞰することで彼なりの慈愛の情が生まれているのだと、僕は解釈しています。
神里:
……一緒です! 彼のセリフの裏には、きっと色々な意味が隠されているんだろうなと思っていて。例えば弥代(衣都)さんとのシーンでも、彼女の目の奥を見ながら「この子が発している言葉の裏には、何が隠されているのか」とずっと考えていました。
相手が話している最中も、「この子は何を感じて、何を伝えようとしているのか、あるいは何を隠しているのか」を常に探りながら、お芝居をしていましたね。

中澤:
いくつもレイヤーを重ねて芝居をするのが、隠岐谷を演じる醍醐味なんだろうな。『ブレマイ』のキャラクターは全員何かしら抱えていることがあるので、どの役も演じるのは難しかっただろうなと思います。
作品概要
■アプリ「ブレイクマイケース」
プラットフォーム:App Store / Google Play
価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)
ジャンル:グルーヴマッチパズル×リアリスティックADV
©coly
公式サイト:https://breakmycase.com
公式Xアカウント:https://twitter.com/breakmycase
公式YouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@breakmycase
公式TikTokアカウント:https://tiktok.com/@breakmycase_official
アプリDL(App Store):https://apps.apple.com/jp/app/id6472174407
アプリDL(Google Play):https://play.google.com/store/apps/details?id=com.colyinc.breakMyCase&hl=ja-JP
■Groovy Stage「ブレイクマイケース」
Blu-ray 2026年10月28日(水)発売決定!
アニメイト通販・アニメイト店舗にて予約受付中
公式サイト:https://breakmycase-stage.com/
公式X:https://x.com/breakmycase_st
公式YouTube:https://www.youtube.com/@breakmycase_st
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