「アナタの推しを深く知れる場所」として、さまざまな角度で推しの新たな一面にスポットを当てているnumanが贈る特別連載企画【TRiDENT “新たなる夜明け”】。11月5日にメジャーデビューを果たした次世代ガールズロックバンド・TRiDENTの魅力に、全3回のソロフォーカスインタビューで迫ります。

連載第3回、ラストを飾るのは、NAGISA（Dr）さん！ バンドに熱量を注ぐ、パワフルなドラマーの素顔とは？

ASAKAさん、SERINAさんが語るNAGISAさんの印象は「めちゃくちゃ負けず嫌い」「ストイック」「記憶力がいい」……？ さらに、バンド以外で3人で挑戦してみたい意外なことや 、TRiDENTを一言で表すなら？ など、読み応えたっぷりのグループトークを収録。

加えて、NAGISAさんのパーソナリティに迫る28問28答では、人生で最も影響を受けたアニメ『犬夜叉』やドラムを始めたきっかけである『けいおん！』やONE OK ROCKの話など、アニメ愛や音楽のルーツについて赤裸々に回答。ここでしか見られない全9枚の撮り下ろし写真と共にお楽しみください！

（撮影＝上野留加、企画・取材・執筆＝阿部裕華）

NAGISAは“ほんわかストイック”

――それでは最後の他己紹介。ASAKAさん・SERINAさんから見たNAGISAさんをご紹介ください。

SERINA：
ドラムに対しても、それ以外でも、すっごく負けず嫌い。そして、すごくストイックなんです。1個何かを達成しようと思ったときの集中力とか、ストイックさがずば抜けているなと思います。ふわふわもしているけど、しっかり考えている。あと、記憶力がいい。過去に話したこととか、人の顔とか名前とかも1番覚えている印象があります。人脈が広いのは、それが活きているからかなって感じますね。

ASAKA：
私もNAGISAちゃんの1番のイメージは「負けず嫌い」です。めっちゃいいところだなと思っていて、バンドをやる上でも、私とSERINA以上に“燃えたぎるパワー”みたいな熱量をTRiDENTに注いでくれているなって思います。めちゃくちゃほんわかしているのに、考えがしっかりあって、打ち合わせでもしっかり意見をまとめて言ってくれるから、めっちゃいいギャップだなと思っています。

――TRiDENTの皆さんは「優しさ」と「芯の強さ」を兼ね備えていらっしゃる印象です。話し合いで意見がぶつかったりすることはないんですか？

SERINA：
ぶつかったときも、喧嘩になるのではなく、お互いを尊重しつつ意見をまとめる方向に持っていくようにしています。

バンド以外でやりたいことは「梱包作業」!?

――もし3人でバンド以外のことをするとしたら、どんなことをしてみたいですか？

NAGISA：
私、あります！ クリスマスシーズンの工場とかで、プレゼントを詰める作業をしたいです！ 私たち、グッズの発送作業もスタッフの方と一緒にやるんですけど、とんでもない量の梱包でも、素晴らしいチームワークでタイムアタックのように作業が進んでいくので、クリスマスシーズンの工場で働かせていただきたいなと。

ASAKA：
たしかにそれだわ！ 事前に質問を見たとき、「なんやろうな……？」って思ったけど、それだ。いつも阿吽（あうん）の呼吸で、誰が何の作業するかというのが決まっていくよね。

SERINA：
月1で、グッズを買ってくれたお客さんに発送する作業を事務所でやるんですけど、それも定位置があるよね。早すぎるくらい定位置について、作業を始めます（笑）。

NAGISA：
「じゃあ、やろっか」って定位置について、「スタート！」となったら、みんな黙々と自分の作業をします（笑）。私はしれっとちょっと楽な作業をするのですが……。例えば、個数を確認する係はあんまり向いていなくて。最後にノリを貼って閉めるとか、安全な作業に徹しています。

ASAKAとSERINAの2人は納品書を見て、しっかりダブルチェックして…とやっていますね。1回、「ファンの人にも見てもらいたい！」と言って動画を撮ったことがあったくらい、すごいチームワークなんです（笑）。

ASAKA・SERINA：
そうそう（笑）。

ASAKA：
みんな事務的な作業が得意だよね。全員タイピングが得意ですし、「なんでも屋さん」ができてしまうかも（笑）。

SERINA：
自主でバンド活動をしていた時代があるので、事務的な作業に慣れているんですよね。

ASAKA：
全員が効率重視なんで、本当に早く終わる。無駄がない。

――会社を立ち上げても上手くいきそうですね。

一同：
たしかに！

SERINA：
株式会社TRiDENTも夢じゃないかも（笑）。

TRiDENTを一言で表すと「スーパーおてんばヒロインズ」

――TRiDENTを一言で表すと？

ASAKA：
「スーパーおてんばヒロインズ」という言葉がめちゃくちゃしっくり来ていて。私たち、いつも何かが惜しいんですよ。

SERINA：
完ぺきではないよね。取材前もNAGISAのズボンがないって駆け回っていたし（笑）。

NAGISA：
ASAKAのスカートと一緒にハンガーにかかっていることに気づかなくて、マネージャーさんを事務所に取りに行かせるところでした（笑）。

ASAKA：
こういう、周りのスタッフの方たちに「もう～！」と言われて、「すいません…」となる3人組だと思っています（笑）。

SERINA：
私的には「ゆるイン（ゆるいヒロイン）」かなと思っています。3人とも考えたり話し合ったりするときはしっかりするんですけど、なんでもないときは全員ゆるい感じなので……。

NAGISA：
私は「ほがらか」って答えようと思っていました。基本はぼけっとしている（笑）。

――そのゆるさが結果的に、おてんばにも繋がってきているということですね（笑）。

SERINA：
はい（笑）。しっかりしないとではあるんですけど……TRiDENTはツッコミ役がいなくて、全員どちらかというとボケ。自分がボケていることにも気づかないし、2人も気づかないからツッコまない。いつもは、スタッフの皆さんのツッコミに助けられています（笑）。

TRiDENT NAGISAへ28のQUESTION

Q01. メジャー1st EP『BLUE DAWN』収録曲から、ファンに一番伝えたい「推しポイント」は？ まずリード曲の「黎明ノ詩」からお願いします。

NAGISA：
サビの爆発力が素晴らしい曲です。ライブで1回だけ先行で披露させていただいたのですが、サビ頭の爆発力が本当に凄まじくてとても盛り上がりました。リリースされたあとは、ライブでとんでもない盛り上がりになるんじゃないかなと思っています。

Q02. 「NEW ERA」の推しポイントは？

NAGISA：
ライブ映えする曲だと思うので、これからどれだけライブで育てていけるか、というところがポイントだなと思います。

Q03. アニメ『ポーション、わが身を助ける』OPテーマでもある「恋のマジックポーション」の推しポイントは？

NAGISA：
「すかんち」さんのカバー曲なので、「TRiDENTっぽくない歌詞の曲をTRiDENTがやっている」というギャップをぜひ楽しんでもらえたらなと思います。

Q04. 同じく『ポーション、わが身を助ける』EDテーマの「MIRACRAID」の推しポイントは？

NAGISA：
自分が初めて作曲させてもらったので……自分が思う「王道J-POPを極めたTRiDENT」という感じのメロディに注目して聴いてほしいと思います。

Q05. カバー曲「カントリー・ロード」の推しポイントは？

NAGISA：
TRiDENTが初めてやるメロコアチックな感じの曲調なので、“TRiDENTメロコア”のグルーヴを感じていただけたらなと思います。

Q06. EP『BLUE DAWN』の収録曲の中で、ライブで演奏するのが一番楽しみな楽曲は？

NAGISA：
「NEW ERA」。声出すところも多かったり、曲調も乗りやすかったりするので、めちゃくちゃ楽しみです。

Q07. タイアップを務めるアニメ『ポーション、わが身を助ける』にちなんで、もし魔法のポーションを1つだけ作れるとしたら、どんな効果のポーションを作りたいですか？

NAGISA：
飲んだら1日だけ憧れの人になれるポーションがいいです。なれたら、ちょっと街を歩いてみて終わりにします（笑）。

Q08. 1st EP『BLUE DAWN』は、一言で言うとどんなEPに仕上がったと思いますか？

NAGISA：
いろんな意味に捉えられるかもですが、「メジャー」だな、と。メジャーに行けたからこそ、今までできなかったことをやらせてもらえたEPだと思います。例えば、「黎明ノ詩」はMY FIRST STORYのNobさんへ自分たちが頼みに行って楽曲を提供してもらいました。自分たちの譲れない部分と、メジャーで皆さんに力を貸してもらった部分、どちらもあるEPだと思います。

Q09. 今、または最近一番ハマっているアニメは？

NAGISA：
最近、『進撃の巨人』をやっと全部観終わりました。2人（ASAKA・SERINA）や事務所の方におすすめされて。「こんなに人が死んじゃうんだ……」というショックがすごく大きくて、「都合よく人生って進まないものだな」と学びがありました（笑）。
Q10. アニメを好きになったきっかけの作品は？