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アニメ、マンガ、音楽、アイドル、舞台、特撮、BL等…さまざま“推し”への知見が深い人たち(評論家やライター)による多角的な視点から、これまで気づけなかった魅力をお届けします。
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#アニメ感想文

『光が死んだ夏』とんでもない“恐怖”×苦しいほどの“萌え”。アニメ放送前にその異質な魅力をBLオタクが紹介する

2025年7月5日(土)より、アニメ『光が死んだ夏』の放送が開始されます。新進気鋭の作家・モクモクれんが手掛ける本作は、“青春ホラーBL”という独自ジャンルを確立し、原作漫画は現在までに200万部以上を売り上げる大ヒットを記録しています。 「次にくるマンガ大賞2022」では、海外での人気を象徴するGlobal特別賞【繁体字】を受賞。さらに、舞台化も決定するなど、近年主流になりつつあるBLジャンルの中でも、その異質な魅力で際立った存在感を放っている本作。 アニメ放送を目前に

【海外の反応】『鬼滅の刃』柱稽古編に大興奮!「ufotableが帰ってきたぜ!」マイファス×HYDEの新OPへの感想は…

2024年春アニメ最大の注目作にして、待望のシリーズ最新作であるアニメ『「鬼滅の刃」柱稽古編』。 放送時にはリアタイ視聴勢がSNSで大盛り上がりを見せ、改めて、その人気ぶりを証明して見せましたが、それは海外とて同じこと。いや、むしろ日本よりもその熱狂ぶりはすさまじいと言っても過言ではないかもしれません。 前作「刀鍛冶の里編」放送から約1年…今か今かと続編の放送を待ちわびていた海外の視聴者たちも多くいるようです。 『鬼滅の刃 柱稽古編』は、ついに太陽を克服した竈門禰豆子を

【海外の反応】『ダンダダン』に「俺の人生の中で最も狂った作品だ」と最大級の称賛!? ギャルメイクに「何者だ…ピエロか?」と戸惑いも

2024年秋アニメとして放送が始まった注目作『ダンダダン』。アニメの製作が決定した時点から大きな注目を集めていた本作は、日本だけにとどまらず、海外でも大きな反響を獲得しています。 なぜ『ダンダダン』は海外で人気を博しているのでしょうか? 本稿では、『ダンダダン』に対する海外の反応をご紹介します。 ※2024.10.31に公開した記事を一部編集のうえ、転載しています レビュワー「想像しく、カラフルで、クリエイティブな狂気」と称賛『ダンダダン』は、2021年より「少年ジャン

“ケンカするほど仲が良い”とはこのこと!『ONE PIECE』古参オタクが熱くなるゾロ&サンジの唯一無二の関係性

原作は最終章に突入、アニメは25周年イヤーでさらなる盛り上がりを見せるマンガ『ONE PIECE』。 本作で、主人公モンキー・D・ルフィ率いる海賊団・麦わらの一味の二番手・三番手として活躍する姿がファンを魅了し続けるメインキャラクターといえばゾロとサンジです。 公式の人気投票でも常に上位をキープするほど作中きっての人気キャラでもある2人。それぞれタイプの違うかっこよさを持っているため、読者の間でも「ゾロ派?orサンジ派?」というのはもはや永遠のテーマ。初めて『ONE PI

海外はどう見た?『逃げ上手の若君』残酷シーンに「こりゃ狂ってる!」と呆然。日本古来の“神仏”感を考察する人も

2024年夏アニメとして放送を開始した『逃げ上手の若君』。今期のアニメは不作だとも言われていた中で、その注目を一気に掻っ攫っていった印象の強い同作ですが、日本だけにとどまらず、その熱気は海を越え、海外にも大きく波及したようです。一体、海外のファンたちは『逃げ上手の若君』のどういった部分に魅力を感じていたのでしょうか? 松井優征による同名マンガを原作としているアニメ『逃げ上手の若君』。物語の舞台となるのは、鎌倉幕府が足利尊氏の謀反により滅亡した1333年。かねてより、“逃げる

実はスプラッター、ゾンビ要素も?ホラー級映画『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』恐怖に震える3ポイントを紹介

35度を超える日が続く、暑すぎる夏。イベントの多い時期とはいえ、これほどの酷暑となると外出も億劫になりますよね。この夏は涼しいお部屋でアニメを観るのが至福のひとときという方も多いのではないでしょうか? そこで今回、まもなく『ONE PIECE』ガチオタ歴15年を迎える筆者が、体感温度を少しでも下げたい今夏にぜひ観てほしい、ホラー級に怖いアニメ映画『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』についてご紹介していきたいと思います。 [本作は、『サマーウォ

【推しの子】2期OPは星野アイの“無自覚な罪深さ”を描いている?キタニタツヤが中島健人を起用した意味

2024年7月より待望の第2期が放送開始となった、アニメ『【推しの子】』。アイドル・星野アイの元で極秘に生まれた双子のひとり・アクアによる、母の死の真相を知るための追跡劇の始まりを描いたアニメ1期。第2期からは芸能活動を本格化させたアクアとルビーの活躍が、舞台『東京ブレイド』のエピソードを中心に描かれていきます。   衝撃的な展開のストーリーはもちろんのこと、アニメ『【推しの子】』において、話題を集めたのはやはり主題歌。1期オープニングのYOASOBI『アイドル』は、国内の

『ダンダダン』は“現代オカルト”の分岐点になるか?「都市伝説をインスタントに消費しない」という信念

2024年12月18日に最終回を迎え、2025年7月より第二期が放映される予定の新感覚オカルティックバトルアニメ『ダンダダン』。2021年の4月に連載が開始され、その当初から「面白い漫画が始まったぞ!」と話題を集めていた本作。定番オカルトを斬新な切り口で現代に落とし込む構成力と、圧倒的な画力で描かれるバトル描写が人気を博し、ファン待望のアニメ化です。 …と、さんざん漫画好きやオカルト好きの仲間の間で話題になっていたのですが、タイミングを逃し続けた結果、現在まで『ダンダダン』

『ギヴン』真冬の成長から見る「音楽の可能性」と「変化」。不器用な若者たちが“伝わる”と信じて進むこと

原作漫画の連載終了から約1年半。BLファンの間で長年愛されてきた青春群像劇『ギヴン』のアニメシリーズが、2024年9月20日公開の劇場版3作目『映画 ギヴン 海へ』で堂々の完結を迎えました。本作の大きな魅力といえば、バンド・音楽にかける男たちの姿。そして彼らが恋をして好きな人とどう生きていくのか、覚悟を決めていく過程にあったと感じています。 この覚悟を描くうえで重要だったのが、「音楽をとるか、恋をとるか」という天秤です。この天秤は、TVアニメから劇場版1~3作をかけてどんど

アニメライターが独断で選ぶ【2024年ベストアニメ】6選。『僕ヤバ』足立…お前いい奴すぎるよ…『来世は他人が』は石田彰の“あのセリフ”に狂喜乱舞した

2024年も終わりに差し掛かり、2025年のアニメ情報が多く発表されるようになりました。そんな2025年を迎える前に「推し活総決算」として、筆者が独断と偏愛で推す【2024年のベストアニメ】6選をご紹介します! ※2024.12.24に公開した記事を一部編集のうえ、転載しています 『僕の心のヤバイやつ』足立...お前いいやつすぎるよ!まずは劇場版の制作も決定し、原作も安定の盛り上がりを見せる『僕の心のヤバイやつ』。二期はどこまで描いてくれるのかとドキドキしていましたが、ま

『逃げ上手の若君』主人公・時行の才能は“令和の時代”にマッチ。逃げを肯定する生き方

2024年7月に放送開始となったアニメ『逃げ上手の若君』(以下、逃げ若)。 現在も週刊少年ジャンプで連載中のマンガを原作とした本作。歴史に準拠した激動の時代を描くストーリーや、SNSでも話題を集めた主人公・北条時行をはじめとした魅力的なキャラクターなど。様々な見どころが火付け役となり、今期アニメでも指折りの注目作ともなっています。 今回はそんなアニメ『逃げ上手の若君』の見どころをご紹介。アニメと併せて、原作マンガや歴史まで追いかけたくなる。そんな名作のポイントをピックアップ

バンドマンがアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』を見て受けた衝撃。まさかこれが令和に流れるとは!『ぼざろ』との意外な関係も発見

2025年4月から放送開始となっている、TVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』。『ぼっち・ざ・ろっく』や『ガールズバンドクライ』に続くガールズバンドアニメとして、一部アニメ好きの中では熱い注目を集めていた作品です。 直近のガールズバンドアニメ作品の傾向のひとつとして、さまざまな形で実在するバンドの音楽とアニメの内容を関連付けているという点があります。『ロックは淑女の嗜みでして』に関しても、その系譜はしっかりと受け継がれている様子。 お嬢様×ロックバンドという、異色の化学反

オタク女子が『劇場版 忍たま』を見て「好きって最強なんだ」という感情を思い出した話。初めての“推し活”は宝物のような日々だった

子どもの頃から慣れ親しんでいるアニメやマンガに、大人になってもういちど触れてみると、当時とは違った受け取り方ができたり、視点を変えて楽しむことができたりしますよね。私にとって「忍たま乱太郎」はそんな作品のひとつでした。   昨年の12月20日に全国公開され、6月25日にはBlu-ray&DVDが発売される「忍たま乱太郎」通算3作目となる劇場アニメーション作品「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」。 幼い頃から「勇気100%」を口ずさみ、高校時代に”オタク”として

なぜ『忍たま乱太郎』土井先生は初恋キラーなのか。カカシや五条悟との共通点やその魅力を探ってみた

12月20日より公開される映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』。NHKの人気アニメ『忍たま乱太郎』シリーズの登場人物・土井半助の小説版人気エピソードを映像化したものとなります。 土井先生といえば優しくて格好良くて、世の女児たちを虜にしてしまう「初恋キラー」の異名の持ち主。現代でも大人向け女性雑誌で表紙を飾ったり、「初恋したアニメキャラと言えば?」でも必ず名前が上がるほどの人気っぷり。 なぜ土井先生は「初恋」を奪ってしまうのでしょうか? また、“先生キャラ